カブダチナズナ (またはモイワナズナ)

アブラナ科 Cruciferae
アブラナ科 Brassicaceae
北海道の植物ながら、長野県内1カ所に隔離分布するイヌナズナ。
丈は10-30cm。茎葉は1-3個、根生葉はロゼット状でいずれも長さ2-3cmの倒被針形~倒卵形、二股毛と星状毛が密生します。茎や果実にも同様の毛が見られます。
花は茎頂に総状に付き、花弁は長さ6-8mm、萼には単純毛があります。果実はほとんどねじれず、やや弓なりになって先端に花柱が長く残ります。
「日本の野生植物」では、写真のものはモイワナズナの変種カブダチナズナに該当します。残存花柱が1-2mmとやや短いのが違いとされています。Y-Listでは、カブダチナズナはモイワナズナのsynonymとしています。

 

2019.4.11 更新
  • 全体
  • 全体2
  • 花2
  • 実2
  • 葉2
  • 葉3

モイワナズナ-全体
基部から多数の茎を分けて花を付けます。天然の岩壁のものは高くて届かなかったり、
落石防止フェンス越しだったりで撮れず、コンクリート吹きつけの所に咲いていたものです。この写真以外は天然岩壁のものをフェンス越しに撮影。(2013.5 長野県)

モイワナズナ-全体2

数m上の自然岩壁のもの。落石防止フェンスから顔を出している部分だけしか
撮れませんでした。何とかならないものでしょうか?(2019.4 長野県)

モイワナズナ-花

花はこの仲間としては大きく、遠くからもよく目立ちます。
(2019.4 長野県)

モイワナズナ-花2

花柄や萼にも開出する毛が散生していました。
(2013.5 長野県)

モイワナズナ-実

ほとんどネジレがなく、はじめやや弓なりに反ります。先端に長い花柱が残ります。
(2013.5 長野県)

モイワナズナ-実2

熟した状態。最後まで星状毛と短毛が残ります。
(2018.6 長野県)

モイワナズナ-葉

茎葉は倒被針形~倒卵形で僅かに鋸歯があるか全縁。
葉の縁の白いのは全て二股毛と見られます。(2013.5 長野県)

モイワナズナ-葉2

根生葉はロゼット状で倒被針形、鋸歯があります。写真は朝露が毛に付いていて
白っぽさがやや誇張されて見えています。(2013.10 長野県)

モイワナズナ-葉3

二股毛、星状毛が高密度で密生していて全体に白っぽく、離れて見ると
クモ毛のようにも見えました。(2013.5 長野県)

モイワナズナ-茎

茎には二股毛、星状毛だけでなく、普通の開出毛もあるように見えました。
(2013.5 長野県)