オニハマダイコン

アブラナ科 Brassicaceae
アブラナ科 Cruciferae
北海道などの海岸で大繁殖し、駆除対象となっている植物。日本海側の海岸だけでなく、最近は関東以北の太平洋側まで拡がっています。
基部でよく分枝し丈は50cm前後で、葉は倒卵形~長楕円形で変化が多い。縁は全縁または波状に浅裂。
花は8mmほどで必ずしも4弁揃わない果実は2節からなり、上が大きい。多肉質で全草無毛。

 

2016.7.11 更新
  • 全体
  • 全体2
  • 花2
  • 花3
  • 葉2
  • 葉3
  • 実2

オニハマダイコン-全体

よく分枝し、横に大きく広がって径が60-70cmくらいありました。
花も咲いていましたが、目立たない。(2014.6 青森県深浦町)

オニハマダイコン-全体2

九十九里浜は親潮が到達する最南端、ついにここまで侵入したかと思いました。
(2016.6 千葉県 旧・岬町)

オニハマダイコン-花

花は8mmほどと小さく、花数も少ないので、
他のアプラナ科植物とだいぶイメージが違う。(2014.6 青森県深浦町)

オニハマダイコン-花2

蕾の時、萼に毛が見られました。
(2016.6 青森県八戸市)

オニハマダイコン-花3

4弁花ですが、花弁の大きさは不揃いで、写真の花の場合、
1枚は萼より短くて見えていない。(2014.6 青森県深浦町)

オニハマダイコン-葉

葉は倒卵形~長楕円形。全縁~羽状に裂けるものまであり、変化が多い。
(2014.6 青森県深浦町)

オニハマダイコン-葉2

葉・茎ともに無毛、多肉質。
(2014.6 青森県深浦町)

オニハマダイコン-葉

(2014.6 青森県深浦町)


オニハマダイコン-実

果実は2節からなり、上が大きい。
(2014.7 青森県深浦町)

オニハマダイコン-実2

熟すと矢印部分で割れて上部が落ち、水に浮いて海を漂い、離れた場所に拡散します。
下部は枯れるまで残り、その場で発芽する。(2015.7 青森県深浦町)