コイヌガラシ Rorippa cantoniensis


コイヌガラシ

分類
アブラナ科 イヌガラシ属
植生環境
里 山地
開花時期
4-5月 氾濫原 湿性地 水田
地域
関東以西
特記
絶滅危惧2類
特徴
花が上部の葉腋に1つずつ付くのが特徴。
丈は10-40cmほど、根元から複数の茎を立ち上げ、葉は2-10cmで羽状に裂け、裂片は長楕円形で鋸歯があります。基部が耳状になります。
花には柄があり、花弁は2-2.5cm、萼片は直立して平開しない。果実は長角果ですが、1cmほどと短い。
付記
「日本の野生植物」では、「花は葉状の苞に腋生」と記述されています。が、中間部では葉の特徴を持った葉の腋に花が付いていることから、従来どおり、「花は葉腋に付く」としました。
備考
エングラー : アブラナ科
類似種
 
撮影地
2015.4 千葉県松戸市  他

コイヌガラシ

南関東では2月下旬頃から咲き出します。雨が降ると灌水するような川岸などに多く見られます。 (2014.3 埼玉県さいたま市)


コイヌガラシ

花は葉腋に1つ付き、花弁は2-3mmと小さい。基部に短い柄が見られます。 (2020.2 茨城県常総市)


コイヌガラシ

果実は長角果ですが4.5-10mmと短い。上部の葉は苞状。 (2017.4 千葉県松戸市)


コイヌガラシ

茎葉は羽状或いは欠刻状に裂け、基部は耳状になって茎を抱きます。腋に果実が付いています。 (2015.3 茨城県常総市)


コイヌガラシ

根生葉や下部の葉は羽状深裂、裂片は更に裂けます。 (2020.2 茨城県常総市)