(雑) ヒロハノミズタマソウ <暫定>

アカバナ科 Onagraceae
ミズタマソウとウシタキソウの交雑種。
全体の姿はウシタキソウに非常に良く似ていますが、全体に腺毛が多く、特に花柄や萼に密生しています。
(一部観察による記述)
丈は30-60cm、葉は卵形で基部は心形、長い柄が見られます。茎や葉にも腺毛が見られます。葉柄は長い。
花は萼2、花弁2、雄しべ2で、果実に先がカギ形に曲がった毛が見られ、萼と柄、花序の軸に腺毛が多く見られます。

 

2016.2.2 作成
  • 全体
  • 花2
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ヒロハノミズタマソウ-全体

てっきりウシタキソウだと思い込んでいました。写真で見直して、葉柄が長く、全草に腺毛が
あることがわかり、本種としました。(2014.8 長野県白馬村)

ヒロハノミズタマソウ-花

萼2つ、花弁2つは先が2裂、雄しべ2つ。写真は花粉放出中の花。放出が終わると、
葯はよく見る褐色になります。萼に腺毛が見られます。(2014.8 長野県白馬村)

ヒロハノミズタマソウ-花2
子房にはカギ形の毛があり、それより短い腺毛が混じります。
花柄にも腺毛が密生、花序の軸には腺毛とまばらに長い単純毛が混じります。
ウシタキソウはこれらの場所に腺毛はない。(2014.8 長野県白馬村)

ヒロハノミズタマソウ-実

花が終わると下を向きます。
(2014.8 長野県白馬村)

ヒロハノミズタマソウ-葉

葉表。腺毛と細毛が多数見られます。
(2014.8 長野県白馬村)

ヒロハノミズタマソウ-葉

葉裏。脈上に腺毛と開出毛、葉面に腺毛、縁に開出毛が見られます。また、
縁には突起が間欠的にあります。(2014.8 長野県白馬村)

ヒロハノミズタマソウ-茎

上部の茎には腺毛に長い開出毛が混じっていました。
ウシタキソウにはいずれの場所にも腺毛はないと思います。(2014.8 長野県白馬村)

ミズタマソウ属の交雑は多様であり、ウシタキソウとの交雑種はこの他に以下のものがあり、他の交雑種の可能性ものあるかもしれません。

オオタニタデ ウシタキソウ x タニタデ
ハヤチネミズタマソウ ウシタキソウ x エゾノミズタマソウ