ノダアカバナ Epilobium coloratum


ノダアカバナ

分類
アカバナ科 アカバナ属
植生環境
開花時期
8-9月 湿った草地 休耕田
地域
外来種 (北米原産)
特記
 -
特徴
東北南部・関東に帰化。
丈は0.5-1.5m、非常によく分枝します。中間部より上の茎には明瞭な稜があり、中間部以下では稜に屈毛のみが見られます。上部では屈毛に腺毛が混じります。下部の茎は半ば木質化することが多い。葉は披針形~線状披針形で浅く小さな鋸歯が多数あります。主茎以外の葉は極端に小さく細い。若い葉以外、葉は無毛。
花は淡ピンクで斜開し径5-8mmと小さく、非常に多数付き、柱頭はふつう頭状。(北米では棍棒状もある) 子房、萼には屈毛と腺毛が多く見られます。
備考
従来はカラフトアカバナのsynonymと言われてきましたが、近年、北米原産の帰化植物と判明しました。
備考
エングラー : アカバナ科
類似種
 
撮影地
2018.8 千葉市  他

ノダアカバナ

花が他のアカバナと比べようもないほど多数付く。花期は大抵お盆過ぎ。このころ多くは葉も赤くなってさながらクリスマスツリーのようになる。 (2020.8 千葉市)


ノダアカバナ

主茎、或いは茎の下部から出る太い側枝の葉は大きいが、側枝の葉は極端に小さくなる。 (2020.8 千葉市)


ノダアカバナ

側枝には腺毛が密生し、葉も幅5mmほど、長さ2-3cmと小さく、果実より短く少し幅広い程度。 (2014.8 千葉市)


ノダアカバナ

花は径1cmほどと小さい。蕾は濃いピンクですが、開くと淡いピンク~白に近い色。柱頭は日本では頭状だが、原産地の北米では変化する。子房(果実)には腺毛と屈毛が見られました。 (2018.8 千葉市)


ノダアカバナ

軸となる茎の葉は披針形で大きく、その側枝の葉は線状披針形で極端に小さい。鋸歯は細かい。 (2014.8 千葉市)