イナモリソウ / フイリイナモリソウ / ホシザキイナモリソウ

アカネ科 Rubiaceae
丈は10cm以下、柄のある卵形~三角状卵形の葉が対生し、長さ3-6cm。葉の基部は心形で両面に毛が見られます。
花は葉腋に付き、花冠は長さ約2.5cm、裂片は卵形で、縁がフリル状に波立ち、内側に毛が見られます。花糸は短く、花冠から付き出ない。
葉に斑のあるものはフイリイナモリソウ、花冠裂片がやや萎縮して広線形のものはホシザキイナモリソウと呼ばれます。
なお、シロバナイナモリソウは本種の白花ではなく、別種。

 

2016.1.20 更新
  • 全体
  • 全体2
  • 花2
  • 花3
  • 花4
  • 花5
  • 葉2
  • フイリイナモリソウ
  • 同 葉
  • ホシザキイナモリソウ
  • 同2
  • 同・花

イナモリソウ-全体

数は少なく、ポツポツと見つかりました。
(2013.6 東京都高尾山)

イナモリソウ-全体2

(2012.6 東京都高尾山)


イナモリソウ-花

花冠裂片の縁がフリル状で、ピンク色です。この花は咲き始めたばかり
のようで雌性期。花柱5裂。(2012.6 東京都高尾山)

イナモリソウ-花2

雄性期と思われる花。花冠喉部に毛が見られます。
(2013.6 東京都高尾山)

イナモリソウ-花3

雌性期。
(2015.6 東京都高尾山)

イナモリソウ-花3

花冠筒部は長く、2.5cmほど。
(2012.6 東京都高尾山)

イナモリソウ-花5

萼はほぼ5全裂し、裂片の縁に毛が見られます。
(2015.6 東京都高尾山)

イナモリソウ-葉

葉は柄があり、卵形で表面に毛が多くザラついています。
(2012.6 東京都高尾山)

イナモリソウ

脈上に毛が見られます。
(2014.6 東京都高尾山)

イナモリソウ-茎

茎や葉柄にも開出する毛が見られます。
(2015.6 東京都高尾山)

フイリイナモリソウ

(f. variegata) 花は同じ。
(2015.6 東京都)

フイリイナモリソウ-葉

(2015.6 東京都)


ホシザキイナモリソウ-全体2

花冠裂片の細いものです。筒部は2.5cm ほどと、イナモリソウと変わりない。
(2012.6 東京都高尾山)

ホシザキイナモリソウ-全体

ここでは普通のイナモリソウと一緒に見られました。
(2012.6 東京都高尾山)

ホシザキイナモリソウ-花

イナモリソウに比して、花弁のフリル状の所が外に開いていません。
花冠が6裂するものもありました。(2012.6 東京都高尾山)