ヤツガタケムグラ

アカネ科 Rubiaceae
茎は長さ20-40cm、4稜があり、稜上に下向きの刺があります。葉はふつう6輪生し、先は刺状、裏面の中脈に下向きの刺毛が見られます。
花冠は4裂で径2mm、白緑色、萼に先の曲がった長い毛が見られ、果期にも残ります。

 

2019.7.31 作成
  • 全体
  • 全体2
  • 花2
  • 葉2

ヤツガタケムグラ-全体

絶滅危惧1A類の割に、自生地では数多く見られた。
(2019.7 長野県八ヶ岳)

ヤツガタケムグラ-全体2

花も果実も小さいので、毛はよく見ないとわからず、パッと見て「ちょっと地味だけど
クルマムグラかな」と思ってしまいそう。(2019.7 長野県八ヶ岳)

ヤツガタケムグラ-花

花序は葉腋からやや長い柄があり、花柄の基部に1-2個に葉が
付くことが多いようでした。(2019.7 長野県八ヶ岳)

ヤツガタケムグラ-花2

花冠は白緑色で径2mm、4裂、子房に先が鉤状の毛が見られます。
(2019.7 長野県八ヶ岳)

ヤツガタケムグラ-実

果実には先が鉤状に曲がった長い毛が見られ、ミズタマソウの果実を小さくしたよう。
(2019.7 長野県八ヶ岳)

ヤツガタケムグラ-葉

葉は多くは6輪生、先が刺状に尖ります。
(2019.7 長野県八ヶ岳)

ヤツガタケムグラ-葉2

葉裏中脈には下向きの刺毛が見られます。写真は刺毛自体はよく写って
いませんが、刺毛の影が写っています。(2019.7 長野県八ヶ岳)

ヤツガタケムグラ-茎
茎の刺は現地の見た目では確認できませんでしたが、触った感じは僅かにザラ付いていた。マクロ写真には、微細な突起が写ったがこれで良いのか?
(2019.7 長野県八ヶ岳)