イワキンバイ

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バラ科 Rosaceae
ミヤマキンバイと似ていて、やや標高の低い岩場などで見つかります。
丈は10-30cm、ミヤマキンバイより茎が細く、根生葉は5小葉からなり、小葉は大きくて2-5cmの菱状卵形で先が尖り、下の2つは小さい。茎の上部では3小葉。
花はミヤマキンバイより小さくて1cmほど、花床には毛が密生しています。萼片は狭卵形、副萼片は細く基部に毛が多く見られます。

 

2016.7.29 更新
  • 全体
  • 全体2
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  • 花2
  • 葉2
  • 葉3

イワキンバイ-全体

パッと見はミヤマキンバイによく似ています。
(2013.6 岩手県久慈市)

イワキンバイ-全体2

険しい岩場などに張り付いている姿が多い。
(2013.6 秋田県 旧・田沢湖町)

イワキンバイ-全体3

(2008.8 長野県湯の丸高原)


イワキンバイ-花

花床に白い毛が密生しているのがポイント。ミヤマキンバイにもありますが、
もっと短く、これほど目立ちません。花径は1cm。(2008.8 湯の丸高原)

イワキンバイ-花2

萼は卵形で副萼片は線形。
(2013.6 秋田県 旧・田沢湖町)

イワキンバイ-葉
葉は3-5小葉で、小葉は菱状卵形。
5小葉のものは下2枚は小さい。茎が細くて、岩場などでは垂れ下がって
いることが多いようです。(2013.6 秋田県 旧・田沢湖町)

イワキンバイ-葉2

葉面に毛が見られました。
(2013.6 秋田県 旧・田沢湖町)

イワキンバイ-葉3

葉裏。脈上に毛が見られました。
(2016.6 岩手県久慈市)