キンミズヒキ

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バラ科 Rosaceae
黄色い花を穂状につける、夏から秋にかけてのお馴染みの花。しばしば群生します。
丈は30-80cm、茎には毛が多い。葉は等間隔に付き、5-9小葉からなる羽状複葉で、頂小葉は3-6cmの菱状長楕円形~菱状倒卵形先は尖ります。鋸歯の先も鋭頭。葉裏脈上に毛があり、腺点が多い。托葉は湾曲して大きな鋸歯があります。
花は枝先に総状に付き、径6-11mm、花弁は2.5-6mmの倒卵形~狭倒卵形、雄しべは8-15本。果実には萼を囲むように多数のかぎ状の刺があります。
花弁が細くて全体がやや貧弱なものはヒメキンミズヒキと呼ばれます。

 

2014.11.7 更新
  • 全体
  • 花・萼
  • 茎・托葉

キンミズヒキ-全体

よく群生していて。最盛期は綺麗です。
(2008.8 長野県 旧・妙高高原町)

キンミズヒキ-花・萼
萼筒のまわりをカギ状の刺がぐるっと囲んでいること、
花弁の幅が広くて楕円形であるところが
ヒメキンミズヒキとのわかりやすい違い。(2008.9 千葉市)

キンミズヒキ-実

若い果実。萼が閉じて子房を包んでいます。
(2013.8 千葉市)

キンミズヒキ-葉

葉は3-7の羽状複葉。大きさの異なる小葉が混じるものが多い。
(2007.7 千葉市)

キンミズヒキ-茎・托葉

(2007.7 千葉市)


キンミズヒキ-春

芽吹いた頃。
(2014.3 千葉市)