テリハノイバラ Rosa luciae
(品種) トゲナシテリハノイバラ

2023.10.28 更新

テリハノイバラ

分類
バラ科 バラ属
植生環境
海岸 里 山地
開花時期
6-7月 草地 礫地 河原
地域
本州以南
特記
 -
特徴
海岸などに多いノイバラ。
ツル性落葉低木。葉は互生し、4-9cmの奇数羽状複葉で、小葉は厚みと光沢があり革質、2-4対、1-2cmの楕円形~広倒卵形で粗い鋸歯があります。頂小葉と側小葉は同じ大きさ。托葉は上部まで葉柄と合着します。
花は径3-3.5cm、果実は6-8mm。
茎に刺のないものはトゲナシテリハノイバラと呼ぶ。
備考
エングラー : バラ科
類似種
ノイバラ : 花は径2cm、葉は頂小葉が少し大きく光沢はない。
撮影地
2022.6 千葉県銚子市  他

テリハノイバラ

海岸などで見られるノイバラですが、関東では内陸部でも見られる。 (2017.6 千葉県館山市)

テリハノイバラ

花は3.-3.5cmもあり、ノイバラよりかなり大きい。花付きも良い。 (2022.6 千葉県銚子市)

テリハノイバラ

葉は奇数羽状複葉、小葉は2-4対、強い光沢があります。 (2023.3 千葉県木更津市)


テリハノイバラ

托葉は葉柄に合着。葉軸にも刺がある。 (2023.3 千葉県木更津市)


テリハノイバラ

果期。果実は6-8mmの球形。 (2020.10 千葉県銚子市)


(品種) トゲナシテリハノイバラ f. ohwii 

テリハノイバラ

ふつうのテリハノイバラに混ざって偶然に見つかった。茎に刺は見られず、ギュッと握っても痛くない。が、葉軸裏面は僅かに引っかかりがあり、痛くはないがチクチクした感触があった。 (2023.10 千葉県山武市)