イワシモツケ Spiraea nipponica var. nipponica
 (型) マルバイワシモツケ


イワシモツケ

分類
バラ科 シモツケ属
植生環境
山地 亜高山
開花時期
5-8月 蛇紋岩地 石灰岩地
地域
東北~近畿
特記
 -
特徴
1-2mになる落葉低木。
葉は互生し、変異が多いですが、ふつう、1-2.5cmの倒卵状長楕円形~広楕円形、先は丸く、基部は円形~切形、鋸歯はないか、先端部分に少しだけあります。
花は枝先に3-3.5cmの散房状に付き、花径7-10mm、花弁の先端が凹みます。雄しべは約20個で花弁と同長。
葉が円形に近いものは、マルバイワシモツケと呼ばれますが、分類上はイワシモツケに含まれます。
備考
エングラー : バラ科
類似種
マルバシモツケ : 葉には基部を除いて鋸歯がある。雄しべは花弁より遥かに長い。
撮影地
2015.5 岩手県久慈市  他

イワシモツケ

蛇紋岩地や石灰岩地で見られる。 (2018.7 北ア・八方)


イワシモツケ

花は径7-10mm、雄しべは花弁と同長。花弁の先は少し凹む。 (2015.5 岩手県久慈市)


イワシモツケ

葉は倒卵状長楕円形~広楕円形、ふつう先端部に鋸歯が見られますが、ないものもある。 (2015.5 岩手県久慈市)


イワシモツケ

果期 (2011.8 北ア・八方)


(型) マルバイワシモツケ (f. rotundifolia)

イワシモツケ

葉が円形に近いもの。石灰岩帯や蛇紋岩帯に多いが多分に連続的。 (2016.5 岩手県岩泉町)