ヤマブドウ

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ブドウ科 Vitaceae
実は秋の山の味覚、ジュースやお酒、お菓子に加工されることも多い。雄性両全性異株。
茎はツル状で本年枝は赤く、葉は長さ10-25cmの五角状の心形で鋸歯縁、基部は心形。裏面は赤褐色のクモ毛が見られます。
花は円錐花序に付き、雄株の花の花糸は長く、両全性株では短い。花弁は開花時に脱落します。

 

2019.6.7 更新
  • 全体
  • 全体2
  • 果期
  • 実2
  • 葉2
  • 葉3

ヤマブドウ-全体

ツル性ですが茎が太く、ある程度の長さは自立できます。葉の鋸歯はふつう鋭い。
(2007.6 北海道・礼文)

ヤマブドウ-全体2

先端の葉はこのように鋸歯が目立たないものもあります。
(2007.6 北海道・礼文)

ヤマブドウ-果期

食べたい欲望で撮影はいつも後回しになるので、ろくな写真が撮れない。
葉が紅葉したり枯れたりすると食べ頃。(2018.10 長野県小谷村)

ヤマブドウ-花

雄株の花と思われます。茎にクモ毛と短い直毛が見られます。
(2007.6 北海道・礼文)

ヤマブドウ-蕾

(2019.6 長野県軽井沢町)


ヤマブドウ-実

若い果実。
(2010.6 千葉市)

ヤマブドウ-実2
なかなかびっしり実るものは見つかりません。酸味がやや強く、多少の渋みもありますが、歩きながら食べるのは秋の野山散策の醍醐味。ただ、皮や種を吐き出しながら食べるので、家の中で食べるのはちょっと気分が削がれる。(2018.10 長野県小谷村)

ヤマブドウ-葉

畑の横の茂みにあったもの。自生かどうかは微妙。
葉裏はクモ毛で白っぽく、褐色を帯びます。(2010.6 千葉市)

ヤマブドウ-葉2

葉は大きく、20-25cmの五角状。
(2019.6 長野県茅野市)

ヤマブドウ-葉3

葉裏。クモ毛は「赤褐色」が基本ですが、白っぽく見えるものも多い。
(2019.6 長野県茅野市)