スズサイコ

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キョウチクトウ科 Apocynaceae
ガガイモ科 Asclepiadaceae
花は昼間は閉じてしまう上に、葉がイネ科植物のようにも見えて草地では紛れてしまって見つけにくい植物。
丈は0.4-1m、葉は対生で短柄があり、長披針形~線状披針形で6-13cm。
花は葉腋から柄を伸ばした先のまばらな集散花序につき、長さ5-8mm、花冠は黄褐色を帯び、夕方に開花し、陽が上がると閉じます。

 

2014.7.21 更新
  • 全体
  • 全体2
  • 花2
  • 花3
  • 葉2

スズサイコ-全体

丈は1mほどになるものもあり、大きいですが、
昼間は花が閉じていて目立ちません。(2013.6 千葉市)

スズサイコ-全体2

葉もイネ科植物のような感じで、紛れてしまうとなかなか気づけません。
(2007.7 千葉市)

スズサイコ-花

花は陽が上がると閉じてしまいます。写真は開きだした状態で、
曇天の夕方5時過ぎの撮影。(2013.6 千葉市)

スズサイコ-花2

花冠は普通、赤味を帯びますが、緑色のものも見たことがあります。中央がずい柱で
まわりを爪のように副花冠が囲みます。(2013.6 千葉市)

スズサイコ-花3
開花まもないもの。ずい柱のうち白く馬蹄形に見えるのは
葯の付属帯と呼ばれる膜。茶色のごく小さいものは花粉塊の小球で、
2つの花粉塊を繋いでいますが、花粉塊自体は見えません。(2013.6 千葉市)

スズサイコ-茎

茎に稜はなく、綺麗な円柱状。毛もほとんど見られませんでした。
葉は対生で柄があります。(2014.7 千葉市)

スズサイコ-葉

葉は長披針形~線状長楕円形・・・とのことですが、ご覧の通りです。
(2013.6 千葉市)

スズサイコ-葉2

葉の縁に上向きの微細な毛が見られました。葉面にも軟毛が少しありました。
(2013.6 千葉市)