アゼナ

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ゴマノハグサ科 Scrophulariaceae
アゼナ科 Linderniaceae
丈は5-20cm、葉は対生し15-25mmの卵円形~長楕円形、ほぼ全縁で、5本の平行脈が明瞭、基部が円形で茎を抱きます。
花冠は長さ約6mm、上唇は浅く2裂で小さく、下唇は深く3裂で大きい。雄しべ4本全てに葯が付くのが他のアゼナの仲間とのはっきりした違いです。萼裂片は広線形~狭長被針形。
よく似たタケトアゼナは葉の縁に鋸歯があり、下側2本の雄しべに葯がない。アメリカアゼナは上記に加え、葉の基部がくさび形で短柄があります。

 

2014.7.7 更新
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  • 備考

アゼナ-全体

田んぼに普通にあるアゼナですが、この仲間5種が入り乱れてあることが多く、
一筋縄ではいきません。(2007.8 千葉市)

アゼナ-全体2

雄しべで本種と確認した個体。
(2014.7 千葉市)

アゼナ-花
アゼナの仲間で雄しべ4本が全て完全雄しべは本種のみ。2本ずつ両脇から
輪を描いてくっつくような姿になります。外来種は上側の2本(下唇側についているもの)が
不完全で葯は付かず、花糸の途中まで終わり、輪を描かない。(2007.8 千葉市)

アゼナ-花2

萼裂片は広線形~狭長被針形。見えている雄しべは上側の2本で、
下側の2本は下唇から少し覗いている。(2014.7 千葉市)

アゼナ-葉
葉はふつう全縁。ただし、ごく小さな突起や窪みも見られることがありました。
葉の基部は円形で茎を抱きます。葉脈は基部から出る5本が明瞭。
柄はありません。外来種に比して光沢が強いように感じます。(2007.8 千葉市)

アゼナ-比較

中央と左はアゼナ、右はタケトアゼナタケトアゼナは花が小さく見えますが、
普遍的な差異ではない。(2014.7 千葉市)

 

アゼナの仲間を改めて近所の田んぼで観察してみると、アゼナ、タケトアゼナアメリカアゼナが入り乱れてある場所が非常に多く、そのような環境が当たり前になっていると感じました。

「葉」のタブでアゼナに鋸歯があるものについて記述しましたが、タケトアゼナに多く見られる下唇に斑のあるアゼナも多くありました。

環境から類推すると、交雑の可能性があるかもしれませんが、確認する術がなく、このページにアップしたものは、完全雄しべ4本が確認できたもので構成しました。