コテングクワガタ

top
 オオバコ科 Plantaginaceae
 ゴマノハグサ科 Scrophulariaceae
中部地方の山岳にあるテングクワガタにとてもよく似ていますが、花柄に長軟毛を欠きます。花色も薄い
下部の茎は地を匍って立ち上がります。葉は対生で6-15mm、卵形~楕円形で柄はごく短いかなく、無毛。鋸歯も明瞭ではありません。
花は白~淡青色で淡い紫条があって約5mm、花冠は深く4裂で下側の裂片は著しく小さい。花柄や茎には短毛のみが見られる。

 

2015.5.24 更新
  • 全体
  • 全体2
  • 全体3
  • 花2
  • 葉2

コテングクワガタ-全体

田んぼのまわりで密で大きな群落を作っていました。
(2015.5 新潟県 旧・松之山町)

コテングクワガタ-全体2

下部の茎は地を匍い、立ちあがって花を付けていました。
(2015.5 新潟県 旧・松之山町)

コテングクワガタ-全体3

森林限界付近にあったもの。
(2010.6 岩手県 旧・大迫町)

コテングクワガタ-花

雄しべは短めで、花冠の裂片には紫色の筋があります。
花はテングクワガタよりやや白っぽくて小さい印象。(2015.5 新潟県 旧・松之山町)

コテングクワガタ-花2

花柄には短毛が見られますが長軟毛は見当たりません。
(2015.5 新潟県 旧・松之山町)

コテングクワガタ-葉

下部の葉は広楕円形で上部の葉より大きい。
(2015.5 新潟県 旧・松之山町)

コテングクワガタ-葉2

下部の葉ではごく短い柄があり、わずかに鋸歯が見られました。
(2015.5 新潟県 旧・松之山町)