ヒメハギ

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ヒメハギ科 Polygalaceae
丈は10-30cmの常緑の植物。
茎は細くて固く、曲がった毛があり、基部は地を匍います。葉は互生し、花期までは1cm、花後は3cmで卵形~楕円形、先は鈍頭、基部は丸く短柄があります。
花は1cmほどで茎の途中から花柄をのばして総状に数個付けます。
萼は5枚でうち2枚は卵形・淡紫色で翼状に大きく開き、淡紫色でよく目立ちます。残り3枚は被針形で緑色、小さい。
花は蝶形花で花弁の基部は筒状となって基部は合着、先端は2枚は旗弁となり、下側の1枚は舟形で先端の下に房状の付属体が付きます。雄しべ・雌しべは舟形の花弁の中にあり、見えません。

 

2017.5.9 更新
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ヒメハギ-全体2

茎の途中から花枝をのばします。
(2014.5 千葉市)

ヒメハギ-全体2

(2017.5 栃木県市貝町)


ヒメハギ-全体3

海岸の風衝草地にあったもの。
(2017.5 千葉県勝浦市)

ヒメハギ-全体4

基部でよく分枝していた株。
(2017.5 栃木県市貝町)

ヒメハギ-全体5

株立ちとなり、多くの茎を伸ばしていました。
(2011.5 茨城県筑波山)

ヒメハギ-花

花は総状に付きます。
(2010.5 高尾山)

ヒメハギ-花2

(2017.5 栃木県市貝町)


ヒメハギ-花3

花は蝶形花。下側の舟形花弁の先端のすぐ下に房状の付属体が付き、目をひきます。
花柄や花序柄・軸には屈毛が多く見られます。(2014.5 千葉市)

ヒメハギ-花4
両翼に広がるのは萼、他に萼が上側に1個、下に2個で計5個。花弁は3つで基部で合着、下側の舟形花弁に上側花弁2枚が巻き付くように筒部を形成、上側花弁の先端は旗弁となり(濃い紫)、下側花弁は先端すぐ下に房状の付属帯が付く。(2014.5 千葉市)

ヒメハギ-花5
花を下から見た姿。下側の萼が2枚見えます。花の一番外側に開くのは花弁に見える萼、
中央の下側が緑色のものが舟形花弁で付属帯はこの花弁の先端の下に付いている。
子房、雄しべ、雌しべは舟形花弁の内側。花柄にも屈毛があります。(2014.5 千葉市)

ヒメハギ-花6

正面から見た姿。2枚の上側花弁の先端がそれぞれ旗弁のようになっています。
(2017.5 千葉県勝浦市)

ヒメハギ-花6
虫が付属帯や舟形花弁に載ると下がり、雄しべ・雌しべが露出する。雄しべの花糸は合着。雌しべの柱頭は2つあり、1つは葯に囲まれて見えず、もう1つが花糸の後ろにかろうじて見えます。震動などを加えると元に戻る。人為的に露出させて撮影。(2014.5 千葉市)

ヒメハギ-花7

自然の状態では、この程度までしか見えません。
(2014.5 青森県深浦町)

ヒメハギ-蕾

開花寸前の蕾。花弁状の萼2枚が花を覆っています。先端に折りたたまれた付属体と
上側花弁の旗弁部分が見えています。(2014.5 千葉市)

ヒメハギ-実
花が終わると2枚の側萼片が大きく、緑色になって閉じ、その内側で果実が育ちます。
果実は円心形で、大きな翼が付く。側萼片の外側にはみ出しているのが、果実の翼。
(2015.6 青森県深浦町)

ヒメハギ-葉

葉は広被針形~卵形。革質。短い柄があります。
(2014.5 千葉市)

ヒメハギ-葉

葉の縁に微細な屈毛が見られました。茎にも密生。
(2014.5 千葉市)

ヒメハギ-葉3

重なってしまって変わりにくいですが、矢印間が葉柄。葉柄の屈毛は茎の屈毛と
ほぼ同じ長さで、葉の縁の屈毛より長いようでした。(2015.4 千葉市)

ヒメハギ-冬

冬も葉は赤くなって残っていました。まだ新葉は出ていない。
(2015.3 千葉市)