ヒカゲイノコズチ (イノコズチ)

top
ヒユ科 Amaranthaceae
ヒナタイノコズチに対して日影に多く見られます。
丈は50-100cm、茎が細く斜上気味に立ち上がり、葉腋間も長く葉もまばらに見えます。葉は10-20cmの長楕円形~倒卵状長楕円形、先は尖り、質は薄く縁はふつう波立たない。
花序は花がややまばらで穂が長く伸びる傾向があります。

 

2020.8.21 更新
  • 全体
  • 全体2
  • 花2
  • 葉2

ヒカゲイノコズチ-全体

茎が細く、葉がややまばらに見え、花穂が長く伸びて花がややまばら・・・という特徴。
林縁などではヒナタイノコズチと混生していて、意外と紛らわしい。(2020.8 千葉市)

ヒカゲイノコズチ-全体2

(2014.8 千葉市)


ヒカゲイノコヅチ-花

ヒナタイノコヅチより花がやや疎らなことが多い。
(2014.8 千葉市)

ヒカゲイノコズチ-花2
花被は5枚で先端が鋭く尖ります。
左上の花では花被の外側に線形の小苞が見られます。雄しべは5本。雄しべ間に仮雄しべがあるはずなのですが、 この写真では確認できません。(2014.8 青森県深浦町)

ヒカゲイノコズチ-葉

葉は長楕円状で薄い。茎もヒナタイノコズチに比して細く、葉腋間も長いことが多い。
葉の縁は波立たない。(2014.8 青森県深浦町)

ヒカゲイノコヅチ-葉2

葉裏。ヒナタイノコヅチよりも毛は少ないですが、無毛ではなく、
葉脈などに毛が見られます。(2014.8 千葉市)

ヒカゲイノコヅチ-茎

茎は細く、毛は圧毛が多い。
(2018.9 千葉市)