マルバイチヤクソウ

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ツツジ科 Ericaceae
イチヤクソウ科 Pyrolaceae
茎が地下を匍い、地上に出て葉を束生させます。葉は長さ1.5-2.5cm、幅1.5-3.5cmで横幅のほうが長い偏円形で、先は丸いか少し凹み、基部は心形で柄が2-5cm。普通、葉に斑はないが、あるものもあります。茎は赤みがあります。
花は赤味のある地上の茎の先端に総状に5-10個付き、径1-1.3cm、萼片は卵状円形で先が鋭く尖り、花柱は花冠から飛び出して湾曲します。花茎には披針形の鱗片葉が2-3個あります。
非常に良く似たジンヨウイチヤクソウは萼裂片が小さくて先端が丸く、花茎の鱗片葉はないか線形が1個。

 

2020.2.21 更新
  • 全体

マルバイチヤクソウ-全体

(2010.7 群馬県赤城山)


マルバイチヤクソウ-花

萼裂片は鋭い二等辺三角形で先が尖っていて茎も赤く、花弁も赤みがかっています。良く似たジンヨウイチヤクソウは萼裂片が卵状円形で先は丸い。(2010.7 群馬県赤城山)

マルバイチオクソウ-実

萼から判断して本種としました。
(2015.8 長野市)

マルバイチヤクソウ-葉
葉は幅より長さが長く、先は丸いか凹む。普通斑はないようですが、
ジンヨウイチヤクソウと似て斑が入るものもあります。矢印は花茎に付いている鱗片葉で披針形。ジンヨウ・・・はないか線形で1個。(2010.7 群馬県赤城山)