モロコシ (広義) Sorghum bicolor

2023.10.12 更新

モロコシ

分類
イネ科 モロコシ属
植生環境
開花時期
8-10月 耕作地のまわり
地域
外来種 (北アフリカ原産)
特記
 -
特徴
室町時代に日本に持ち込まれました。主に飼料用として栽培されている。
野生種では3mですが、栽培種では1.5mほどのものが多い。茎は中実、葉は広線形で幅は13mmほど。
花序は頂生し披針形、枝を輪生状に出し、有柄と無柄の小穂がペアで多数付きます。有柄の小穂は雄性で細くて小さく、無柄の小穂は両性で長さ5mmほどのやや潰れた楕円形。野生種では長い芒があるが、栽培種ではないものが多い。
付記
複数の栽培種があり、詳細がわからないので広義で記載した。
備考
エングラー : イネ科
類似種
 
撮影地
千葉県佐倉市  四街道市 (栽培種)

モロコシ

花序は長さ30-40cm、披針形、枝は輪生状に付く。

モロコシ

無柄の両性小穂と有柄の雄性小穂(矢印)がセットになって付き、両性小穂は長さ5mmくらいの少し潰れた楕円状球形、伏毛が見られ、8-9mmほどの長い芒が突き出る。雄性小穂は細くて小さく、長さ3-4mm、柄は2mmほど、芒はないかごく短いようだ。

モロコシモロコシ

葉は幅が広く13mmほど、葉舌はごく短いようだ。


モロコシ

熟した状態。芒が残っている。主に家畜の飼料などに用いられている。


モロコシ

栽培種では、収穫の効率を上げるために芒のないものに改良されたようだ。