タチゲヒカゲミズ Parietaria micrantha var. coreana

2022.6.17 作成

タチゲヒカゲミズ

分類
イラクサ科 ヒカゲミズ属
植生環境
山地
開花時期
7-9月 林床
地域
北海道西部 本州 九州
特記
絶滅危惧2類
特徴
丈は10-20cm、全体に長軟毛がある。葉身は卵形で長さ1-2cm、葉身と同長の柄がある。
花は雄花と雌花、時に両性花が混ざって葉腋に数個ずつ付き、いずれも花被は4だが、雌花の花被は合着して筒状になる。果実は広卵形で径1mm。
備考
エングラー : イラクサ科
類似種
ヒカゲミズ ; 茎に分枝して曲がった毛が密にある。
撮影地
2022.7 長野県

タチゲヒカゲミズ

葉腋に数個ずつ花を付けていますが、小さくて雄花・雌花の区別は肉眼ではできなかった。 (2022.7 長野県)

タチゲヒカゲミズ

左:両性花ではないかと思われるもの。4つ花被は合着していない。 右:若い果実。花被が合着しており、雌花だったと思われる。 いずれにも基部に長い軟毛が付いた広線形の苞が見られ、短い柄があるようだった。 (2022.7 長野県)

タチゲヒカゲミズ

葉身は広卵形、葉表の毛は短いが、裏面には長軟毛が見られた。柄は葉身とほぼ同長。 (2022.7 長野県)


タチゲヒカゲミズ

茎、葉柄、葉裏に長軟毛が密に見られる。茎がやや稲妻形に屈曲していた。 (2022.7 長野県)