アカバナヒメイワカガミ (ヒメイワカガミ)
/ (型)ヒメイワカガミ (シロバナヒメイワカガミ) 
top
イワウメ科 Diapensiaceae
丈は10-20cm、茎は地をはって先端に葉が束生、葉は革質で光沢があり、卵円形で長さ1-5cm、1-5対の鋸歯が見られます。葉の側脈が基部に集まるように見えません
花はふつうピンク色で総状花序に2-7個。花は径1.5-2cm、漏斗状で先が5裂し斜開して更に細かく裂けます。
従来ヒメイワカガミと呼ばれた白花も本種に含みます。

 「日本の野生植物」では、赤花をヒメイワカガミを典型とし、従来のヒメイワカガミを白花品として本種に含めています。単に花色の違いで変種とするには違和感がありましたので妥当と思いました。
が、アカバナヒメイワカガミの名はよく知られており、突然和種名を入れ替えると混乱すると思われるので、本種を従来のままアカバナヒメイワカガミとし、従来のヒメイワカガミをsynonymとして掲載します。表題の( )内が「日本の野生植物」の銘々です。

 

2016.2.22 更新
  • 全体
  • 全体2
  • 全体3
  • 花2
  • 葉2
  • ヒメイワカガミ
  • 同2

アカバナヒメイワカガミ-全体

花色の濃いもの。花冠もやや大きいように感じました。
(2012.5 神奈川県箱根町)

アカバナヒメイワカガミ-全体2

花色のやや薄いもの。こちらが大半を占めていました。
(2012.5 神奈川県箱根町)

アカバナヒメイワカガミ-全体3

(2012.5 神奈川県箱根町)


アカバナヒメイワカガミ-花

(2012.5 神奈川県箱根町)


アカバナヒメイワカガミ-花2

(2012.5 神奈川県箱根町)


アカバナヒメイワカガミ-葉

葉の鋸歯は1-5対。葉脈が葉の基部に集まるように見えないのが特徴。
(2012.5 神奈川県箱根町)

アカバナヒメイワカガミ-葉2

地下を匍う茎の先端に葉や花が付く。
(2012.5 神奈川県箱根町)

アカバナヒメイワカガミ-蕾

(2011.5 神奈川県箱根町)


ヒメイワカガミ-全体

従来ヒメイワカガミとされていた白花は、本種と同じものとされています。
(2012.5 栃木県石裂山)

ヒメイワカガミ-全体2

(2012.5 栃木県石裂山)