(雑) ハマアザミxノアザミ Cirsium maritimum x C. japonicum <推定>


ハマアザミxノアザミ

分類
キク科 アザミ属
植生環境
海岸
開花時期
5-7月 草地
地域
伊豆?
特記
 -
特徴
観察による記述)
印象はハマアザミに似るが、丈がやや大きい。葉もハマアザミに似て羽状中~深裂し、厚みがあって固く、光沢があり、鋭い刺が多数見られるが、基部は茎を抱く。葉裏脈上や茎に白毛が密生する。
頭花は枝先に1~数個付き、基部に苞葉が数個付く。総苞はノアザミに似て鐘形、片は8-10列ほどと多、先端部のみ開出する。腺体はあるが、線形でノアザミより小さくほとんど粘らない。花期もハマアザミより早く、初夏に咲く。
追記
この地域の海岸で見られるノアザミはシオカゼノアザミと呼ばれ、腺体が大きい(狭倒披針形)傾向が強く、その点でも異なっていました。
備考
エングラー : キク科
類似種
 
撮影地
静岡県下田市

ハマアザミxノアザミ

全体の印象はハマアザミによく似ていたが、総苞はノアザミによく似ていた。が、総苞片数は明らかに多い。またこのあたりのノアザミはシオカゼノアザミと呼ばれ、腺体がかなり大きい傾向が強いが、これはほぼ線形でほとんど粘らなかった。頭花の基部に苞葉が数個見られたなど・・・から雑種と考えた。

ハマアザミxノアザミ

茎や葉裏脈上などに毛が密にあり、葉の基部は茎を抱いていた。それらの特徴はノアザミと共通。葉には厚みと強い光沢があり、刺は長く鋭い。