ミヤマアズマギク

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キク科 Asteraceae
キク科 Compositae
アズマギクの高山版。学名上はアズマギクの亜種ですが、進化上はこちらが母種とも言われます。
丈は10-40cm、茎には軟毛が見られます。茎葉は1-5cmのヘラ形~線形で縁に軟毛があります。ロゼット形に付く根生葉は果期にも残ります。
頭花は茎頂に1つ付き、径3-4cm、花色は北ア・上信越はピンク、東北以北は淡青紫、舌状花は2-3列、総苞は半球形で総苞片は3列で軟毛が見られます。冠毛は2.5mmで白い
非常に良く似たアズマギクは冠毛が褐色で5mmと長い。変種・ジョウシュウアズマギクは全体に小型で根生葉が細くて無毛。茎葉も小さい。

 

2018.12.17 更新
  • 白馬-全体
  • 全体2
  • 全体3
  • 花2
  • 根生葉
  • 東北-全体
  • 全体2
  • 茎葉
  • 根生葉

ミヤマアズマギク-白馬-全体

(1986.8 北ア・白馬岳)


ミヤマアズマギク-白馬-全体2

白馬のものは、花色はすべてピンク、丈も低くて、茎葉は小さく、
毛も短く少ないものが多いようです。(2009.8 北ア・白馬岳)

ミヤマアズマギク-全体3

本種のピンク色の花の北限地。
(2013.7 福島県磐梯山)

ミヤマアズマギク-花

(2009.8 北ア・白馬岳)


ミヤマアズマギク-花2

(2009.8 北ア・白馬岳)


ミヤマアズマギク-実
アズマギクに比して冠毛が明らかに短く、半分くらいに見えた。
アズマギクの冠毛は長く、この状態では種子はほとんど見えない。冠毛の色は白いとされますが、並べて比べないとわからないように感じた。(2012.7 福島県磐梯山)

ミヤマアズマギク-白馬-根生葉

根生葉は幅広で、八幡平のものと比べると違う植物のよう。
(2009.8 北ア・白馬岳)

ミヤマアズマギク-全体

東北のもは青紫色。早池峰のものはがっしりしていて、 丈は低く、
毛が多いように感じます。(2008.7 岩手県早池峰山)

ミヤマアズマギク-全体2

右は咲き始めたばかりの株。左はそこそこ咲いている株。葉の幅がだいぶ違う。
(2015.6 岩手県早池峰山)

ミヤマアズマギク-早池峰-花

(2015.6 岩手県早池峰山)


ミヤマアズマギク-早池峰-茎葉

幅が広いように感じます。
(2014.6 岩手県早池峰山)

ミヤマアズマギク-八幡平-根生葉

ここのものは茎葉は小さく、根生葉も細くてジョウシュウアズマギクに近いイメージ。
(2008.6 八幡平)