タカサブロウ

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キク科 Asteraceae
キク科 Compositae
丈は10-60cm、茎や葉の両面などには短毛が見られます。葉は3-10cm、幅5-25mmの披針形で小さくて荒い鋸歯があります。
頭花は周囲に舌状花が2列並び、よく似たアメリカタカサブロウが5-7mm程度なのに対して、1cm強あります。総苞は広鐘形。種子には翼が見られます。

 

2017.10.28 更新
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タカサブロウ-全体

しばしばアメリカタカサブロウと共棲して紛らわしいですが、
本種は茎が太く、ふつう主茎は直立します。(2017.8 千葉市)

タカサブロウ-全体2

(2015.9 千葉市)


タカサブロウ-全体

倒れてしまった株。
(2010.10 千葉市)

タカサブロウ-花

花径は1cm強。アメリカタカサフロウより大きい。ただし株の成長等による個体差もあり、
花の大きさだけでは区別しにくいと感じます。(2015.9 千葉市)

タカサブロウ-花2

筒状花の少ないもの。筒状花が少ないと頭花は小さくなります、が、舌状花は
アメリカタカサブロウに比して確実に長いように感じました。(2017.10 千葉市)

タカサブロウ-花3

総苞は広鐘形。舌状花がアメリカタカサブロウに比して総苞から外にはみ出る印象。
上向きの毛が疎らに見られました。(2015.9 千葉市)

タカサブロウ-葉

葉は披針形でアメリカタカサブロウより幅が広く5-25mm、鋸歯はごく浅い。
(2017.8 千葉市)

タカサブロウ-葉2

葉表。上向きの硬い毛が見られます。
(2017.8 千葉市)

タカサブロウ-葉2

葉裏も同様。
(2017.8 千葉市)

タカサブロウ-茎

茎はややがっしりしていて、固い毛が見られます。節は膨らまない。
主茎上部では、葉の基部が抱くように見えることも多い。(2015.9 千葉市)

タカサブロウ-実

(2017.8 千葉市)


タカサブロウ-実2

種子はアメリカタカサブロウより大きく、平滑に見える薄い翼状部分があります。
(2017.8 千葉市)

タカサブロウ-比較

左:本種 右:アメリカタカサブロウ 本種は薄い翼があるのでペラペラした感じがしますが、アメリカタカサブロウは余計なものがないのでコロコロした感じ。(2017.8 千葉市)