ダキバヒメアザミ

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キク科 Asteraceae
キク科 Compositae
日本海側の山地でよく見るアザミ。
丈は1.2-2m、茎は粉白色で紫色を帯びることもあります。中部の葉は広楕円形で鋸歯状~羽状深裂、基部は耳状に張り出して深く茎を深く抱きます。花期に根生葉と下部の葉はありません。
頭花は枝先に単生もしくは総状に付き、上向き、総苞は鐘形、片は8-9列で外片と中片が伸びて斜上・開出します。腺体は痕跡的で粘らない。

 

2017.10.1 更新
  • 全体
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  • 花2
  • 葉2
  • 葉3

ダキバヒメアザミ-全体

花数はあまり多くなく、荒く分枝して長い柄の先に上向きに花を付けます。
(2012.8 山形県西川町)

ダキバヒメアザミ-全体2

私の見たものの多くはも鋸歯縁か、ごく浅く浅裂するものばかりでした。
(2016.8 山形県温海町)

ダキバヒメアザミ-全体2

頭花の柄は長い。
(2007.10 山形県西川町)

ダキバヒメアザミ-花

花は上向きに単生します。総苞内片は短く、中片と外片は長く伸びていました。
(2012.8 山形県西川町)

ダキバヒメアザミ-花

総苞片に腺体は見られませんでした。片の先端の刺はないか短い。
外片は卵形で中片よりやや短いように見えます。(2016.8 山形県温海町)

ダキバヒメアザミ-葉

葉は長楕円形。羽状に裂けるものも見られます。
(2014.7 秋田県 旧・象潟町)

ダキバヒメアザミ-葉2

下部の葉の基部は耳状になって葉を抱きます。茎には毛がありません。
(2012.8 山形県西川町)

ダキバヒメアザミ-葉3

上部~中部の葉は茎をあまり抱かないか、はっきりしない。
(2011.10 秋田県鹿角市)