ノリクラアザミ / (型) マルバノリクラアザミ

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キク科 Asteraceae
キク科 Compositae
丈は1-2m、中部以上で分枝し、側枝は広角度で伸びます。茎葉は楕円形~披針形で羽状に浅~深裂し、葉裏にくも毛が密生していて白く見えます。基部は茎を抱くものも見られます。
頭花は枝先に単生または数個付き、上向き~横向き、総苞は碗形~広鐘形、片は6-7列で開出し、外片と中片は長く伸びて反曲します。腺体はありません。
葉がほとんど裂けないものをマルバノリクラアザミと呼びますが、分類上は分けない。

 

2017.10.1 更新
  • 全体
  • 総苞
  • マルバノリクラアザミ
  • 同2
  • 同・花
  • 同・花2
  • 同・花3
  • 同・葉
  • 同・葉2
  • 同・葉3
  • 同・茎

ノリクラアザミ-全体

丈は1-1.5m。
(2007.9 長野県乗鞍高原)

ノリクラアザミ-花

総苞は粘りません。(型)マルバノリクラアザミと同じなので、
詳しくはそちらのタブでご覧ください。(2007.9 長野県乗鞍高原)

ノリクラアザミ-総苞

総苞は釣鐘型。葉裏の白いのがわかります。茎も白く見えます。
(2007.9 北ア・穂高岳)

ノリクラアザミ-葉

典型の葉は羽状に中~深裂。本種では葉の裂ける深さで区別しないので、(型)マルバノリクラアザミも同じものとされるようになった。(2007.9 長野県乗鞍高原)

マルバノリクラアザミ-全体

葉は裂けず、長楕円形で鋸歯すら目立たないものはマルバノリクラアザミと呼ばれましたが、今は分けません。筆者はこちらの型のほうを多く見ました。(2007.9 長野県上高地)

マルバノリクラアザミ-全体2

林内にあり、少し貧弱なもの。この付近のものは、
陽当たりの良い所を含めて、全てマルバでした。(2016.9 長野県宮田村)

マルバノリクラアザミ-花

頭花はノリクラアザミと全く同じ。向きは横、斜めなど定まらない。
総苞は椀形~鐘形。(2016.9 長野県宮田村)

マルバノリクラアザミ-花2

総苞片は6-7列で腺体はなく、外片は卵形で長く尾状に伸び反曲します。
(2016.9 長野県宮田村)

マルバノリクラアザミ-花3

総苞片がとても長く伸びたもの。
(2016.9 長野県県宮田村)

マルバノリクラアザミ-葉

葉は楕円形。縁は鋸歯状。
(2016.9 長野県宮田村)

マルバノリクラアザミ-葉2

葉裏は綿毛で白く見えます。
(2016.9 長野県宮田村)

マルバノリクラアザミ-葉3

葉の表裏では、これだけ色が違う。
(2016.9 長野県宮田村)

マルバノリクラアザミ-茎

葉の基部はしっかり茎を抱いていましたが、抱かないものもあるようです。
(2016.9 長野県宮田村)