シラネヒゴタイ

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キク科 Asteraceae
キク科 Compositae
ふつう、丈は20cmまでと低く、葉は不規則に羽状に浅裂、希に深裂します。根生葉には柄がある。
頭花は茎頂のものが他より大きく、多くは1-5個、総苞は黒紫色、総苞片の先は尾状に伸びます。

 

2019.1.9 更新
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シラネヒゴタイ-全体

頭花は1-2個のノーマルなもの。
(2009.8 長野県八ヶ岳)

タカネヒゴタイ-全体2

(2010.8 山梨県北岳)


シラネヒゴタイ-全体3

風の弱い岩陰などでは、茎が少し伸びます。
(2010.8 長野県八ヶ岳)

シラネヒゴタイ-全体4

頭花の数は1つのものも、3つ以上あるものも常に混在して見られます。
(2010.8 山梨県北岳)

シラネヒゴタイ-全体4

2950m付近のお花畑(礫混じりの草地)のもの。標高の割に丈が大きい。
頭花の数も2-3つ程度ある。(2013.9 山梨県北岳)

シラネヒゴタイ-花

多くの場合、茎頂の頭花は大きく、2つめ以下はその半分程度の大きさ。
総苞は黒紫色、片は卵形で5列、先端は細まって長く伸びます。(2009.8 山梨県八ヶ岳)

タカネヒゴタイ-葉

葉は羽状に裂けます。
(2010.8 山梨県北岳)

シラネヒゴタイ-葉2

葉が中裂するもの(手前)と深裂するもの(奥)もありました。
(2010.8 山梨県北岳)

シラネヒゴタイ-初夏

芽吹いてまもない状態。枯れ花は前年のもの。
(2014.6 長野県八ヶ岳)

シラネアザミは、丈が低く、頭花が大きく、花茎に1つか2つしかつかないものと言われています。
頭花が3つ以上あるタカネヒゴタイと連続的に見られたり、時には共棲することもあります。

2つ以上、或いは3つ以上付くものについて見てみると、茎頂の頭花は他と比べて2倍あるいはそれ以上大きいものが多く、1つしかつかないものと比べても多くは大きさに特別変わりはありません。
さらには、小さい頭花が茎頂に偽散形状に10個以上付くものも見られます。

以下のタブは「頭花の合体」と思われる様子を掲載します。




シラネヒゴタイ-花2
茎頂の頭花の総苞片の数は、他の2倍以上見られることが多く、
写真の左のものは頭花2個が重なっているかのように錯覚するほどです。
柄も、いくつかが合着しているように見えます。(2009.8 長野県八ヶ岳)

シラネヒゴタイ-花3

(2009.8 長野県八ヶ岳)


シラネヒゴタイ-他

茎頂の頭花が大きくならず、多数の頭花が付いているもの。一部の頭花の柄は
合着している。「タカネヒゴタイ」になるのかもしれない。(2009.8 長野県八ヶ岳)