オナモミ <参考>

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キク科 Asteraceae
キク科 Compositae
丈は20-100cm、全体に短毛が見られます。葉は6-15cmの卵状三角形で浅く3裂し、不揃いな鋸歯があり、基部はくさび型、長柄があります。両面に毛があってザラ付きます。
雄花花序は茎頂と葉腋に付き、雌花頭花がその基部に付きます。果実は長さ9-18mm、刺は少なく、毛が見られます。毛はイガオナモミより少なく、オオオナモミより多い

注:このページは参考掲載につき、本種ではない可能性も充分にあります。その旨、ご承知頂いてご覧下さい。

 

2015.11.8 作成
  • 全体
  • 実2
  • 実3
  • 葉2
  • 葉3
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オナモミ-全体

<チャレンジ掲載>丈は20cm程度でした。赤味は帯びてはいますが、赤味を帯びないという他種でもこの程度はあり、許容範囲と判断しました。(2015.11 千葉市)

オナモミ-実

果実は長さ約20mm弱、刺が少なく疎らでした。
(2015.11 千葉市)

オナモミ-実2

果実の表面には微細な突起と細かな毛が見られました・・・更に・・・
(2015.11 千葉市)

オナモミ-実3

上半を中心に、細毛より長い毛が見られました。
(2015.11 千葉市)

オナモミ-葉

葉は三角形で浅く3裂、基部はくさび型。
(2015.11 千葉市)

オナモミ-葉2

葉の表面は顕著な毛は確認できなかったものの、いかにもザラついて見えました。
(2015.11 千葉市)

オナモミ-葉3

葉裏には微毛が多く、脈上にはそれより長い毛が見られました。
(2015.11 千葉市)

オナモミ-茎

茎や葉柄には上向きの毛が見られました。茎に少し赤い条が見られたものの、オオオナモミのように多数あって赤く見えることはありませんでした。(2015.11 千葉市)

掲載のものについては、丈は30cmほどと小さく、小型のオオオナモミである可能性を払拭することは出来ませんが、以下のように考えました。

<オナモミである可能性>
・茎や葉柄に短毛があり、オオオナモミより長く太い
・果実が20mm弱と小さく、刺が疎らである
・オオオナモミより果実に毛が多く、2種類の毛が見られる
・葉が三角状で、葉柄の断面が三角形
・周囲10m四方に同様の小型の株が2つだけ散発的にあって群生しておらず、オオオナモミは100m以上の範囲に全くない

<オナモミではない可能性>
・茎や葉柄がやや赤味を帯びる・・・オオオナモミのように赤い条が多数あって赤く見える状況ではなく、全体に淡く赤い程度。他の「赤味を帯びない」植物でも同程度のものは珍しくなく、無視できると考えました。
・果実の上端にある2本の角の基部があまり膨らんでいない
・オオオナモミの生育不良のものの可能性・・・生育不良によりこのような姿になるのかどうかもよくわからない
・周囲に外来種が多い環境である

本種については、2012.2-2015.10 まで、別の場所のものを掲載しておりましたが、オオオナモミの「誤認」であることが判明して削除した経緯があります。
今回のものも、チャレンジ的な掲載であることをご承知頂いてご覧頂ければと思います。