(雑) アイノコセイヨウタンポポ

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キク科 Asteraceae
キク科 Compositae
カントウタンポポのような2倍体のタンポポはセイヨウタンポポのような3倍体以上のタンポポと容易に交雑します。セイヨウタンポポと思われていたものの8-9割はこのような交雑であることが最近の研究で明らかになっています。次のようなパリエーションがあります。
1.総苞片は開出し、且つ・・・a.突起がある b.外片の幅が広い c.内片が外片の2倍長 のいずれか。
2.総苞外片のみ開出する。
3.総苞片は開出しない、且つ・・・a. 密着度が緩い b.外片が細い c.内片が外片と同長か少し長い程度 のいずれか。
どれか1つ当てはまれば、交雑が疑われます。
詳しくはこちらをご覧下さい。

 

2017.3.19 更新
  • 全体
  • 総苞
  • 総苞2
  • 総苞3
  • 総苞4
  • 総苞5
  • 全体2
  • 交雑種の見分け方

アイノコセイヨウタンポポ-全体

花茎は斜上ぎみで、セイヨウタンポポの印象でした。
(2010.4 千葉市)

アイノコセイヨウタンポポ-総苞

外片が卵形で突起があり、内片は長いのはカントウの特徴ですが、外片だけが開出。
(2010.4 千葉市)

アイノコセイヨウタンポポ-総苞2

外片はやや細身ではあるが、内片も長く、カントウの特徴ですが、
外片に突起がなく、中片・外片の密着度が緩い。(2015.4 千葉市)

アイノコセイヨウタンポポ-総苞3

僅かながら外片に突起はあるものの、外片・中片の幅が狭くて長い。
開花するとわかりにくく、カントウタンポポと誤認しやすいタイプ。(2015.4 千葉市)

アイノコセイヨウタンポポ-総苞4

片は開出していますが、中片外片ともに卵形。
(2017.3 千葉市)

アイノコセイヨウタンポポ-総苞5

片に明瞭な突起があり、外片の幅が広くならず、内片と中片が同長。
中片・外片は開出していますが、反曲に至らず。(2014.3 千葉市)

アイノコセイヨウタンポポ-全体2

カントウタンポポセイヨウタンポポが対峙する現場。大半は本種になっていて、
いろいろな総苞形状が見られました。(2015.4 千葉市)

 

セイヨウタンポポと思われているものの多くは2倍体の在来種 (カントウ、ヒロハ、シナノ、オキ、ウスジロ、カンサイ) との交雑であることが最近の研究で判明しております。

これらのの交雑は、受精した花粉の倍数の違いによっていくつかのパターンがあり、総苞と花粉量である程度は見分けられます。
その特徴について以下のページに記述していますのでご覧ください。

里のタンポポの見分け方2

なお、近年、南関東ではシロバナタンポポとカントウタンポポの交雑も確認されており、交雑のプロセスは全く一緒なので、似た形状になっているのかもしれません。