バアソブ

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キキョウ科 Campanulaceae
つる性植物。ツルニンジンと似ていますが、全体に白毛が多い。葉は互生、枝先では3-4枚が束生し、葉の縁や裏面に白毛が多く見られます。
花は葉腋から1つずつ垂れ下がるように付き、花冠の長さが2-2.5cmツルニンジンより小さい。

 

2017.8.31 更新
  • 全体
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  • 花3

バアソブ-全体

写真ではスケールがわかりにくいので、一見ではツルニンジンとの区別しにくいかと
思います。(2010.8 霧ヶ峰)

バアソブ-全体2

実のように見えるのが蕾。萼に包まれており、萼が開くのとほぼ同時に花冠も開く。
(2012.8 山形県西川町)

バアソブ-花
花冠はツルニンジンより小さく、カツプの容量で例えれば半分以下。ちょうどカップに小指が
入るくらいの太さで、親指は入らない。なお、この写真では花冠基部に突起状のものが見ら
れませんが、あるものもあり、ツルニンジンとの区別点にはなりません。(2010.8 霧ヶ峰)

バアソブ-花2

(2010.8 霧ヶ峰)


バアソブ-花3

花柱は3裂し裂片は丸い。雄しべは花冠に張り付くように付いていますが、
花冠とは合着していません。(2017.8 群馬県尾瀬)

バアソブ-実

(2017.8 群馬県尾瀬)


バアソブ-葉

葉は長卵形でふつう3-4枚ずつ付きます。先端付近まで葉の縁に毛が見られます。
(2010.8 霧ヶ峰)