カラマツソウ

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キンポウゲ科 Ranunculaceae
良く似たミヤマカラマツと同じような所で見られます。
丈は0.5-1.2m、葉は3-4回3出複葉、小葉は2-3cm、先端は尖らず、托葉は大型で小托葉もあります
花は茎頂に副散房状に多数付き、花色は白で時に淡いピンク色を帯び、径1cm、花糸は棍棒状に膨らみ葯より太い。葯は淡黄色。果実は10-16個で楕円形で先は円形~鈍頭。
変種・マンセンカラマツは、果実は10個以下、倒卵形で先は切形。萼は早落性。
よく似たミヤマカラマツは小托葉がなく、多くの場合、小葉がやや長くて基部は浅い心形となり、先の鈍い鋸歯が全周にある。

 

2018.6.26 更新
  • 全体
  • 全体2
  • 全体3
  • 花2
  • 葉2
  • 葉3
  • 葉4
  • 葉5

カラマツソウ-全体

山にあるものは「ミヤマ」だと思い込みがちで、私も始めた頃はそう思っていました。
どちらも同じような所にあります。(2012.7 山形県月山)

カラマツソウ-全体2

(2019.7 岩手県八幡平)


カラマツソウ-全体2

(2018.6 山形県鳥海山)


カラマツソウ-花

花糸は先のほうがややふくらみますが、ミヤマカラマツのように葯より太くはならない
ようです。葯は大抵黄色みを帯びています。(2009.7 栃木県那須連山)

カラマツソウ-花2

ここのものは、花糸より葯のほうが少し太くて黄色みが強いような気がします。
(2008.7 岩手県早池峰山)

カラマツソウ-葉

葉は2-4回3出複葉。托葉は大きい。
(2013.6 福島県磐梯山)

カラマツソウ-葉

小葉は先が2-3浅~中裂し、全体として先端が揃います。
小托葉が見られます。(2013.6 福島県磐梯山)

カラマツソウ-葉3

小葉裏。無毛ですが、脈の縁に微細な突起があるように見えました。
(2019.7 岩手県八幡平)

カラマツソウ-托葉

托葉。
(2009.7 栃木県那須連山)

カラマツソウ-葉5

小托葉。小葉の基部にも小托葉が見られた。
(2019.7 岩手県八幡平)