キタザワブシ

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キンポウゲ科 Ranunculaceae
茎や花柄に屈毛が多く見られるミヤマトリカブトの亜種。
葉が基部付近まで3深裂し、さらに2-3深裂し、裂片は狭倒被針形で更に羽状に裂けます。最終裂片は4-7mm
花は散房状に付き、花糸は有毛、萼に屈毛があり、花柄にも屈毛が密生します。
良く似たツクバトリカブトは、葉は3全裂し側裂片が2深裂。葉がそっくりのホソバトリカブトは、花柄の毛は開出毛。
なお、従来サクライウズと呼ばれるものは本種に含まれます。

 

2017.3.2 更新
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キタザワブシ-全体

大樺沢二股前後はこのトリカブトが見られ、 草スベリ中程はホソバトリカブトでした。
両者の葉はほぼ同形で花柄で区別します。(2011.8 山梨県北岳)

キタザワブシ-全体2

八ヶ岳南部の沢沿いのもの。山麓や北八ヶ岳はよく似たツクバトリカブトが多いですが、
このあたりは本種。すぐ上からホソバトリカブトに変わりました。(2009.8 長野県八ヶ岳)

キタザワブシ-全体3

林縁などではこのような姿になります。大樺沢二股前後はこのトリカブトが見られ、
草スベリ中程はホソバトリカブトでした。(2013.9 山梨県北岳)

キタザワブシ-全体4

上部の葉は側裂片があまり深く裂けないことが多いようです。
(2015.8 山梨県北岳)

キタザワブシ-花

(2011.8 山梨県北岳)


キタザワブシ-花2

ボケた写真ですが、花糸の毛があるのがかろうじて判ります。
(2009.8 長野県八ヶ岳)

キタザワブシ-花4

花柄の毛は屈毛。
(2015.8 山梨県北岳)

キタザワブシ-花4

萼に微細な屈毛が見られました。
(2011.8 山梨県北岳)

キタザワブシ-実

果実は無毛?
(2008.8 長野県八ヶ岳)

キタザワブシ-葉
自生するエリアが重なるホソバトリカブトと葉はとても良く似ており、これだけで区別は難しい。いずれも基部まで3深裂し、側裂片は更に2深裂、最終裂片は細い。同様にエリアが重なるツクバトリカブトは3全裂ですので、裂片の基部が微妙に違う。(2011.8 山梨県北岳)

キタザワブシ

八ヶ岳には、花柄が屈毛、葉も良く似たツクバトリカブトがあり、全裂か深裂かの
見極めは重要。中央裂片の基部で確認します。(2009.8 長野県八ヶ岳)