オクノアズマイチゲ (シラゲウラベニイチゲ)

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キンポウゲ科 Ranunculaceae
アズマイチゲの品種で、花柄や葉柄、小葉柄などにも長い開出毛が密に見られるものです。ふつう、茎にも毛が見られます。
ただし、ふつうのアズマイチゲでも花柄には圧毛が、茎にはまばらに短い開出毛などが見られます。

 

2018.3.13 更新
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オクノアズマイチゲ-全体

やや小ぶりな花でしたが、花茎や柄に毛が多く見られました。
(2013.3 千葉市)

オクノアズマイチゲ-全体2

咲き始めたばかりの花。花柄は開花と同時に上を向きますが、
まだ柄は短く、花もやや小さい。(2016.3 千葉市)

オクノアズマイチゲ-全体3

(2015.3 千葉市)


オクノアズマイチゲ-全体4

(2018.3 千葉市)


オクノアズマイチゲ-全体5

郊外にありがちな不法投棄されたゴミが散乱するやや荒れた雑木林の笹藪の陰に群れており、 花付きは良くありませんがこのあたりでは貴重な自生地。(2013.3 千葉市)

オクノアズマイチゲー花

花は3cmほど、萼は8-13個で写真のものは13個。内側の萼片が外側に比して
幅が少し狭く少し短いことが多いように感じます。(2017.3 千葉市)

オクノアズマイチゲ-花2

(2016.3 千葉市)


オクノウズマイチゲ-花3

萼片基部がやや黒っぽく見えます。
(2017.3 千葉市)

オクノアズマイチゲ-花4

(2018.3 千葉市)


オクノアズマイチゲ-花5

萼の一部が少し赤味を帯びることが多く、ウラベニイチゲの別名の所以と思います。
基部は紫色を帯びます。(2016.3 千葉市)

オクノアズマイチゲ-花6

花柄の毛は3mmほどで、密に付いていました。花茎は毛は更に長く
5mm以上で花柄ほど密ではない。(2012.3 千葉市)

オクノアズマイチゲ-蕾

咲きだしの瞬間。未開花の蕾は、多くは下を向いている。
(2016.3 千葉市)

オクノアズマイチゲ-蕾2

葉の展開前に花がほころび始めているものもありました。
(2017.3 千葉市)

オクノアズマイチゲ-葉

茎葉は3輪生し3出複葉・・・ということになっていますが、左上の葉のように、2つの小葉が
くっついたり、3深裂のようなものもありました。裂片の先は丸い。(2013.3 千葉市)

オクノアズマイチゲ-葉2

葉の基部は拡がっています。葉柄や小葉柄に長毛が見られましたが、
小葉裏はまばらかほとんどない。(2012.3 千葉市)

オクノアズマイチゲ-葉3

小葉柄、だけでなく、茎にも長毛があり、花柄の毛より長い。
(2017.3 千葉市)

オクノアズマイチゲ-葉4
根生葉は2回3出複葉で最終の側小葉は2深裂することが多い。
いずれの裂片の先も丸い。ニリンソウと同じような斑があります。
春の早い時期は葉が赤いことが多いですが、次第に緑色になります。(2017.3 千葉市)

オクノアズマイチゲ-葉5

根生葉の葉。2回3出複葉で、更に裂けます。これで1つの葉なので、分岐部分の柄は
拡がらない。葉柄や小葉柄にも長い毛がありました。(2013.3 千葉市)


根生葉の小葉裏。中央裂片の小葉柄がやや長いですが、同程度のもありました。
(2017.3 千葉市)

オクノアズマイチゲ-芽出し

根生する葉の芽吹き。
(2014.3 千葉市)

オクノアズマイチゲ-芽出し2

蕾を伴った茎葉。葉はまだ展開しておらず、裂片が内側に丸まって
蕾に沿うようになっている。(2014.3 千葉市)

オクノアズマイチゲ-芽だし3

小葉ははじめ、両側から巻いています。
(2018.3 千葉市)

オクノアズマイチゲ-芽だし4

咲き出すのは翌日になることが多く、まだ葉が完全に展開していないことが多い。
始めは花もまだ小さく、ほとんど平開しない。(2018.3 千葉市)