チチブシロカネソウ Enemion raddeanum


チチブシロカネソウ

分類
キンポウゲ科 チチブシロカネソウ属
植生環境
山地
開花時期
4-5月 石灰岩帯や蛇紋岩帯の湿性地・沢沿い
地域
長野・山梨以北
特記
 -
特徴
丈は20-30cm、茎葉は上部のみに付き、2回3出複葉又は3出複葉の3深裂で小葉は更に裂け、不揃いな鋸歯があり、柄がありますが最上部の茎葉にはありません。根生する葉は根元にはなく、発達した根茎のいずれかから伸びて3出複葉の3深裂。茎、葉柄、小葉柄には開出した毛があります。
花は茎頂に散房状に付き、径1.2cm、花弁はありません。果実は卵状楕円形で先端に花柱が残り3-5個、輪生状に付きます。
備考
エングラー : キンポウゲ科
類似種
 
撮影
2010.5 山梨県甲州市

チチブシロカネソウ

丈は20-30cm、茎葉は上部のみ。根生葉は根元にはない。 (2010.5 山梨県甲州市)


チチブシロカネソウ

花は散房状に付き、径1.2cm、花弁はなく、花弁に見える萼は5。 (2010.5 山梨県甲州市)


チチブシロカネソウ

茎葉は茎の中部に付き、2回3出複葉または3出の3深裂、葉柄が短いので、遠目ではそのように見えない。最上部の葉は柄がなく3小葉または3深裂のことも多い。 (2010.5 山梨県甲州市)