ハコネツロカネソウ Dichocarpum hakonense


ハコネツロカネソウ

分類
キンポウゲ科 シロカネソウ属
植生環境
山地
開花時期
5-7月 落葉樹林内 林縁 
地域
神奈川 山梨 静岡
特記
準絶滅危惧
特徴
シロカネソウの花を小型にしたような植物。
茎葉は2枚で対生し、3小葉、側小葉はしばしば2全裂します。頂小葉は基菱状卵形とシロカネソウとよく似ていますが、頂小葉先端が伸びず短く丸い。質も薄く、葉脈はほとんど窪まず平滑です。地中に匍枝は出さない。
花は7-8mm程度とシロカネソウより小さく、花弁に見える萼片は楕円形、花弁は密腺のような感じで黄色い。
備考
エングラー : キンポウゲ科
類似種
シロカネソウ : 花は径12-15mmと本種より大きく、地中に匍枝を出す。
撮影
2014.5 神奈川県箱根町

ハコネツロカネソウ

パッと見の印象は、シロカネソウとトウゴクサバノオの中間のように感じ。 葉の形は トウゴクサバノオに似て、花はシロカネソウよりひとまわり小ぶり。花は葉腋に1つずつで、2輪目は茎を伸ばして次のやや小さな葉の葉腋に付きます。 (2014.5 神奈川県箱根町)


ハコネツロカネソウ

花弁に見えるのは萼で黄色いのが花弁。花の直径は7-8mmほど。シロカネソウの 半分より少し大きいくらい。 (2014.5 神奈川県箱根町)


ハコネツロカネソウ

茎葉は3小葉からなり、側小葉はしばしば2全裂します。頂小葉の先端は伸びず、 丸くてやや寸詰まりのような感じ。葉も薄く、表面が滑らか。 (2014.5 神奈川県箱根町)