キクバオウレン Coptis japonica var. anemonifolia

キクバオウレン

分類
キンポウゲ科 オウレン属
植生環境
山地
開花時期
2-4月 林内
地域
北海道 本州の日本海側
特記
 -
特徴
日本海側の植物。雄性両全性異株。他の花が咲き出す前、林内で目立たぬように咲いていることが多い植物です。葉は常緑で冬でも枯れません。
丈は10-40cm、葉は1回3出複葉で小葉は広い卵形で更に3裂します。茎葉は退化して苞状。
花はふつう3つ付き、約1cm、5-6個の萼片が大きく、その内側に少し小さなヘラ形の花弁があります。
備考
エングラー : キンポウゲ科
類似種
コセリバオウレン : 葉は3回3出複葉。
セリバオウレン : 葉は2回3出複葉。
撮影
2012.4 新潟県燕市

キクバオウレン

日本海側で見られる植物。花期の葉は前年の葉なので、雪や枯れ葉に埋もれてこのような姿で観られることも・・・。 (2012.4 新潟県燕市)


キクバオウレン

花茎に3-4個程度花を付けます。花弁に見えるもののうち、長いものは萼、短いさじ形のものが花弁。写真は両性花。 (2012.4 新潟県燕市)


キクバオウレン

葉は1回3出複葉、小葉は卵形で3裂・・・裂片は菊の葉に似ています。 (2012.4 新潟県燕市)