イヌビワ

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クワ科 Moraceae
3-5mの落葉小高木。葉は互生し、8-20cmの卵状楕円形、先は急に尖り、基部は円形~浅い心形、両面無毛。
花は花嚢(かのう)で葉腋に1つずつ付き、雌雄同形で8-10mmの球形。雌花嚢には雌花のみが、雄株には虫えい花と雄花が付く。雌果嚢は径2cm、黒紫色に熟します。

 

2021.10.24 更新
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イヌビワ-全体

海岸から数10m入った田んぼ脇の林縁で見られました。
雌株ではないかと思われた。(2020.8 千葉県富津市)

イヌビワ-全体2

(2020.8 千葉県富津市)


イヌビワ-全体3

雄株と思われたもの。赤いのは虫えいした果嚢、緑色はしなかった果嚢のようだ。
明らかに大きさが違う。(2021.10 千葉県君津市)

イヌビワ-実

雌果嚢は径20mmの球形。花嚢も同形で径8-10mm。
(2020.8 千葉県富津市)

イヌビワ-実2

雄株・虫えいした果嚢。2cm弱の卵形でした。虫えいはイヌビワコバチによるもので、
この虫の雌が雌花に受粉する。(2021.10 千葉県君津市)

イヌビワ-実3

虫えいしなかった雄花嚢と思われるもの。径1cmほどで固い。
(2021.10 千葉県君津市)

イヌビワ-葉
葉はふつう卵状楕円形・・・ですが、ここでは倒卵状楕円形でした。
多少違和感はありますが、ホソバイヌビワという品種もあり、変化があるのではと思われた。(2020.8 千葉県富津市)

イヌビワ-葉2

葉が楕円形のもの。変化が多いように感じます。
(2020.9 千葉県鴨川市)

イヌビワ-葉3

葉裏も無毛。
(2020.9 千葉県鴨川市)

イヌビワ-枝

(2020.9 千葉県鴨川市)