(型) コメツブウマゴヤシ変異型 <参考>

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マメ科 Fabaceae
マメ科 Legminosae
コメツブウマゴヤシの変異型と思われるもの。
典型と比べて花序が径4-5mm程度と小さく、含まれる花数が10個前後と少なく、花も小さい。果実も少し小さく、腺毛が見られます。
葉は少し小さく、茎や葉に腺毛はない。

注:学名はコメツブウマゴヤシのもの

 

2016.6.20 作成
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  • オニコメツブウマゴヤシ

<参考掲載>

コメツブウマゴヤシには複数の変異があることが知られており、1つは変種・ネバリコメツブウマゴヤシ(var. glandulosa) があります。その他にも、葉が密生するオニコメツブウマゴヤシ(var. cupanina)という型があります。

これらは単なる変化ではなく、遺伝的に継承されることが確認されていると思われますが、その他にも、遺伝的に継承されていると思われる型が多数群生状態で見つかり、ここにコメツブウマゴヤシの典型との比較を掲載させて頂きます。

なお、比較とした典型の個体は、同一環境の隣接した場所にあったものを用いました。



コメツブウマゴヤイ変異-全体

これだけを見る限りは、スケール感が判らないので、
ふつうのコメツブウマゴヤシに見えますが・・・。(2016.6 千葉市)

ヒメツブウマゴヤシ変異-全体2
右:典型 左:変異 花序や葉の大きさが明らかに違う。写真は群生する両方の型の
境界付近で撮影したもので、変異型は5x50mくらいの範囲でびっしり群生していて
その中には典型のものは全くなかった。(2016.6 千葉市)

コメツブウマゴヤシ変異-花

左:典型 右:変異 典型は花序径1cm強、変異は4-5mm。
含まれる花数が少なく、花自体も小さい。(2016.6 千葉市)

コメツブウマゴヤシ変異-実

左:典型 右:変異 典型は果実径2.5mm、変異は1.9mm。
マクロで見ると・・・nextタブ・・・ (2016.6 千葉市)

コメツブウマゴヤシ変異-実2

変異型の果実には腺毛が見られました。
普通のコメツブウマゴヤシでも、腺毛が見られるものもある。(2016.6 千葉市)

コメツブウマゴヤシ変異-葉

変異型の茎と葉・・・葉柄や茎に腺毛はないので、ネバリコメツブウマゴヤシではないと
思われます。托葉は細いものが多かったですが、典型も変化が多い。(2016.6 千葉市)

コメツブウマゴヤシ変異-全体比較

右:典型 左:変異 葉の大きさが2/3くらい。葉腋間も長いですが、これについては
他でもかなりのバリエーションがあるので差異とは言い難い。(2016.6 千葉市)

オニコメツブウマゴヤシ

茎が伸びず、葉が密集しています。
(2016.5 千葉市)