ツガルフジ

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マメ科 Fabaceae
マメ科 Legminosae
丈は0.5-1m、葉は小葉4-6枚、時に8枚の羽状複葉で狭卵形、先端は長く尖りますが、変化が多い。巻きひげはなく、先端は小突起に終わります。托葉はゆがんだ卵形~半切卵形。
花序は葉腋に総状に付き、花序柄は短い。花は12-15mm、萼裂片は筒部より著しく短い。苞があり、花後も残ります。果実は狭卵形で3-4cm。

 

2017.7.18 更新
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ツガルフジ-全体

沢沿いに多いようですが、特に湿った所ではなく、
山の斜面下の林縁で多く見られました。(2014.8 青森県白神山地)

ツガルフジ-全体2

(2017.7 青森県白神山地)


ツガルフジ-全体3

(2017.7 青森県白神山地)


ツガルフジ-花

花序は総状で密生して付く。苞は花期も残り、花柄がごく短いのがエビラフジとの違い。花序柄の基部に見られるのは托葉、卵形で2枚。花期も見られます。(2014.8 白神山地)

ツガルフジ-花2

旗弁に濃い紫の線状斑が見られました。
(2014.8 青森県白神山地)

ツガルフジ-花3

萼の先端は短く尖っていました。
(2014.8 青森県白神山地)

ツガルフジ-花4

終わりかけの花。青くなり、柄が少し伸び始めています。
まだ苞が残っている。(2014.8 青森県白神山地)

ツガルフジ-蕾

基準標本地と思われる場所のもの。ごく短い花柄が見られました。
(2017.7 青森県白神山地 B)

ツガルフジ-実

果実はサヤインゲンのような形。基部にある白っぽいものは萼で、このような姿で残る。
基部に短い果柄があります。(2014.8 青森県白神山地)

ツガルフジ-葉

普通、葉は偶数羽状複葉で小葉は狭卵形~狭披針形。
縁は波立ち、先が長く伸びて鋭く尖ります。(2017.7 青森県白神山地)

ツガルフジ-葉2

巻きひげはありませんが、葉の先端は芒状、若しくは短いひげ状のものが付きます。
葉裏はごく微細な毛が散生していました。(2015.5 青森県白神山地)

ツガルフジ-葉3

托葉はゆがんだ卵形~半切卵形。歯牙があると言われますが、
ほとんど目立たないものが多かった。(2015.5 青森県白神山地)

ツガルフジ-葉4
小葉の付き方がイレギュラーなケースも多々見られ、奇数羽状複葉のものもありました。
写真のものは奇数に見えますが、小葉が基部に1枚あって6枚。
奇数に見えるものは、小葉が対生状になっていないものが多い。(2014.8 白神山地)

ツガルフジ-葉5

小葉が互生状に付いているもの。これも奇数羽状に見えますが、
基部に1枚ひとまわり小さな小葉があり、6小葉。(2017.7 青森県白神山地)

従来、白神山地の東部と西部で花柄の長さなどに差異があると感じていましたが、時期をずらす、多地点で観察するなどした結果、個体差や、開花時期、開花の進捗による変化であり、東西のものに大きな差異はないと思うに至りました。

従いまして、従来このタブで記述していたエビラフジとの中間型が存在するかもしれないという考えは撤回したいと思います。