ツルマメ Glycine max subsp. soja
(参考) ダイズ

2023.8.30 更新

ツルマメ

分類
マメ科 ダイズ属
植生環境
里 山地
開花時期
8-9月 野原 道ばた
地域
全国
特記
 -
特徴
ダイズの原種と言われる植物で普通に見られます。
ツル性植物で茎の長さは3m、褐色の逆毛が密生します。葉は3小葉で小葉は3-8cmの卵形~披針形、両面に短い毛が見られます。小托葉は披針形。
花は腋生の1-5cmほどの総状花序に数個付き、長さ5-8mmで旗弁が大きい。果実は2.5-3cmの狭楕円形で褐色の毛が多い。
備考
エングラー : マメ科
近似種
 
撮影地
2018.9 千葉市  他

ツルマメ

ヤブマメより少し湿ったところ・・・例えば休耕田や用水路周りでよく見かけるように感じます。海岸の後背湿地などでも見られる。 (2022.9 千葉県横芝光町)


ツルマメ

花は長さ5-8mm、萼筒と萼片はほぼ同長 (2014.8 / 2018.9 千葉市)


ツルマメ

エダマメと同形ですが、小型で長さ2.5-3cm。褐色の毛が多く見られます。種子は2-3個。 (2016.10 千葉市)


ツルマメ

葉の幅にはかなりのばらつきがあり、上の倍近いものもよく見ます。 (2018.9 千葉市)


(参考) ダイズ Glycine max subsp. max

ダイズ

学名上は基準種ですが、ツルマメから作られた(或いは変異した)栽培種。茎はツル状にならず直立、密に開出した毛がある。葉は大きく、頂小葉は広卵形で5-12cm。花は中部の葉の腋に複数付き、紫~白色。写真は放棄された畑で見られたもの。枝豆用の栽培種と思われ、盛夏にやっと開花した。野生化はしていないと思われる。 (2023.8 千葉市)