イシモチソウ

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モウセンゴケ科 Droseraceae
食虫植物。花は晴れると午前中のみ開き、午後になると閉じてしまいます。
丈は25cm程度になります。葉は互生で三日月形で長い腺毛があり、基部は湾入して楯状に長い柄が付きます。
花は最初は茎頂に、後に葉腋から伸びる柄の先に2-10個総状に付き、径1cmの5弁花で、花弁は広卵形、雄しべ5、花柱は3でそれぞれ4裂。

 

2021.4.21 更新
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イシモチソウ-全体

まだ4月ですが、咲き始めていました。普通は5月の花。
(2021.4 千葉県 旧・成東町)

イシモチソウ-全体2

撮影は晴れた午前中でないと花は咲きませんが、日によって極端に多い日と
少ない日があり、どういう加減か判りません。(2008.6 千葉県・旧成東町)

イシモチソウ-全体32

春も早い時期から延び始めます。
(2007.4 千葉県・旧成東町)

イシモチソウ-花

さそり花序です。
(2008.6 千葉県・旧成東町)

イシモチソウ-花2

花披片の先端が鋸歯状になっています。
(2019.5 千葉県・旧成東町)

イシモチソウ-花3

コントラスト強調画像。雄しべは5個。花柱は3つあり、
それぞれ4裂するので12個に見える。(2014.6 千葉県 旧・成東町)

イシモチソウ-花4

萼は三角形で歯牙状の鋸歯が見られました。
(2014.6 千葉県 旧・成東町)

イシモチソウ-実

萼が閉じて子房(果実)を覆っています。
(2014.6 千葉県 旧・成東町)

イシモチソウ-葉

葉はよく見ると円形ではなく、三日月形で、三日月の窪んだ中央に葉柄が付く。
柄の付き方が楯状になる所もモウセンゴケとの違い。(2019.5 千葉県 旧・成東町)

イシモチソウ-葉2

葉裏。
(2014.6 千葉県 旧・成東町)

イシモチソウ-葉3

展開前の葉。葉柄の断面も概ね半月型で、平な面が表面になる。
(2013.4 千葉県 旧・成東町)

イシモチソウ-茎

微細な何かがあるようにも見えますが、顕著な毛は見当たりません。
(2019.5 千葉県 旧・成東町)

イシモチソウ-芽だし
最初の姿はモウセンゴケと姿はほとんど変わらず、茎があれば本種。 が、茎か葉かを肉眼で判別するのはほぼ無理。さらに、写真の左手前の株は茎すら出ておらず、単独であった場合は判断できない。この3株の丈は5-10mm。(2014.4 旧 ・成東町)

イシモチソウ-芽だし2
基部に2-4枚の根生葉が付き、中央から茎が伸びています。
この状態の時に上から普通に見るとモウセンゴケそっくりなので勘違いしやすい。
(2013.4 千葉県 旧・成東町)

イシモチソウ-芽だし3

根生葉の展開前に茎が伸びていたもの。このようなものはわかりやすい。
(2013.4 千葉県 旧・成東町)