シロバナナガバノイシモチソウ Drosera makinoi


シロバナナガバノイシモチソウ

分類
モウセンゴケ科 モウセンゴケ属
植生環境
開花時期
7-8月 湿地
地域
関東 東海 九州
特記
絶滅危惧2類相当 ?
特徴
食虫植物。全体がそれほど大きくないので、不格好。
丈は長さ7-20cm、葉は長さ4-7cmの線形で、びっしり生えた長い腺毛で虫を捕らえます。柄にも短い腺毛が見られます。
花は葉と対生するように柄が伸びて3-10個付き、径1cm、白色、花弁はイシモチソウより幅がやや狭く長楕円形で、雄しべ5、花柱3で先が2裂。
付記
従来はナガバノイシモチソウ(花色がピンク)の品種として扱われ、東日本には白花しかないので本種もナガバノイシモチソウと呼ぶことが普通でしたが、近年、ナガバノイシモチソウとは別種とされています。
付記2
環境省レッドリストでは
備考
エングラー : モウセンゴケ科
類似種
ナガバノイシモチソウ : 愛知県の数か所に限って見られ、花色がピンク。遺伝子研究から本種と異なる別種とされる。(花色以外区別できないと思われる)
撮影地
2013.7 千葉県山武市  他

シロバナナガバノイシモチソウ

葉は4-7cmあり、全体の丈に比してアンバランスな姿です。 (2019.7 千葉県山武市)


シロバナナガバノイシモチソウ

花は径1cm、さそり形花序に付きます。萼や柄にふつうの腺毛(捕虫用ではない)が密に見られる。 (2014.8 茨城県小美玉市 / 2017.7 千葉県山武市)


シロバナナガバノイシモチソウ

葉の腺毛。線形でも葉に裏表があるようで、表側の腺は短く密で、裏側の腺はそれより粗い間隔で長いようだ。 (2017.7 千葉県山武市)