アオモリマンテマ

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ナデシコ科 Caryophyllaceae
丈は10-25cm、茎は束生し、茎には腺毛が密生します。茎葉は2-8cmの狭披針形で鋭頭、腺毛が多く見られ、基部は茎を抱きます。根生葉は倒披針形で縁毛が見られる以外、両面とも無毛。
花は上部に2-5個付き、径は概ね15-20mmm、花弁は2中裂し、更に小さく裂けます。萼筒は鐘形に膨らみ、10脈があります。先は5裂し、裂片は三角形、萼全体に腺毛があります。

被写体まであと1mほどの距離を縮めることができず、細部の写真は望遠レンズを使用しましたので、やや不鮮明です。

 

2017.6.2 作成
  • 全体
  • 全体2
  • 花2
  • 葉2

アオモリマンテマ-全体

100m前後の垂直に近い岩場の途中のテラスまではたどり着いたけど、これ以上はビビッてしまってあと2-3m届きませんでした。後悔してます。(2017.5 青森県)

アオモリマンテマ-全体2

見られた株は3株だけでしたが、いずれもほぼ垂直の断崖のわずかなテラス状の所から
伸びていました。写真は一番近くにあった蕾だったもの。(2017.5 青森県)

アオモリマンテマ-花

花は径約1.5-2cm、花弁舷部は2裂し、裂片は更に粗く裂けます。
(2017.5 青森県)

アオモリマンテマ-花2

萼筒部は12-15mm、鐘形に膨らみ、腺毛が見られます。萼裂片は三角状。
(2017.5 青森県)

アオモリマンテマ-葉

茎葉は狭披針形で先は尖り基部は茎を抱きます。
茎とともに、遠目にも腺毛がはっきりと見られました。(2017.5 青森県)

アオモリマンテマ-葉2

根生葉。「無毛」というのは確認出来ませんでしたが、
茎葉に比してツルンとした感じに見えました。(2017.5 青森県)