オオマルバノホロシ

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ナス科 Solanaceae
湿地に生えるツル性の植物。
匍匐する根茎から茎は伸び、無毛、またはまばらに短毛があり、葉は4-6cmの卵形~狭卵形で全縁、先が少し尖り、柄があります。
花は葉に対生するか、茎の途中から出た花序柄にまばらな集散状に付き、径1-1.5cm、紫色でで基部に緑色の斑が見られます。萼は浅く5裂。果実は12-15mmの楕円形で赤く熟します。
良く似たマルバノホロシは林縁にあり、葉が細い。

 

2016.6.14 更新
  • 全体
  • 全体2
  • 全体3
  • 花2
  • 花3
  • 実2
  • 葉2
  • 茎2

オオマルバノホロシ-全体

ミゾソバが沢山咲く中、ここだけこの一群がありました。丈は40cm前後でした。
(2015.9 長野県 旧・真田町)

オオマルバノホロシ-全体2

小川のまわりや休耕田などに群生していました。
(2013.8 長野県白馬村)

オオマルバノホロシ-全体3

多くは自立していて、「ツル性」には見えませんでした。
(2010.7 群馬県尾瀬)

オオマルバノホロシ-花

花は1-1.5cmほど、花冠裂片は反り返り、喉部に緑色の斑が見えます。
(2013.8 長野県白馬村)

オオマルバノホロシ-花2

(2015.9 長野県 旧・真田町)


オオマルバノホロシ-花3

萼は浅く5裂。
(2015.9 長野県 旧・真田町)

オオマルバノホロシ-実

若い果実。12-15mmの楕円形。
(2015.9 長野県 旧・真田町)

オオマルバノホロシ-実2

熟すと真っ赤。
(2008.9 群馬県尾瀬)

オオマルバノホロシ-葉

葉は卵形から狭卵形で縁は全縁。
(2015.9 長野県 旧・真田町)

オオマルバノホロシ-葉2

葉裏は白いが、毛は脈上にわずかにある程度。
(2015.9 長野県 旧・真田町)

オオマルバノホロシ-茎

(2015.9 長野県 旧・真田町)


オオマルバノホロシ-茎2

匍匐する根茎から茎を伸ばしています。
(2016.6 長野県 旧・真田町)