タマサンゴ(広義)

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ナス科 Solanaceae
丈が50cm程度の常緑木本。茎や葉柄、花柄が無毛のものと、星状毛が見られるものがあります。
葉は長楕円形~披針形~卵形、全縁で縁が波立ち、短柄があります。
花は葉と対生するように付き、径1-1.5cm、花冠5裂し、裂片は反り返ります。果実は径1-2cm、黄色~赤く熟します。

 

2019.5.30 更新
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  • 花2
  • 花3
  • 実2
  • 葉2
  • 毛の多いもの-茎
  • 同・花
  • 同・葉
  • 同・葉2
  • 参考

タマサンゴ-全体

道沿いに人家が1軒もない林道に点々とあったので、まさか園芸逸出の植物とは
思わなかった。各地で逸出しているらしいです。(2017.9 千葉県 鴨川市)

タマサンゴ-全体2

園芸で見る姿よりもずっと大きいのに、花付きが悪く、果実も1つしか付いていなかった。
(2017.9 千葉県 鴨川市)

タマサンゴ-全体3

(2017.9 千葉県 鴨川市)


タマサカゴ-全体4

果期。
(2017.11 千葉県鴨川市)

タマサンゴ-花

葉と対生する位置から花柄が伸びていました。柄は短い。
(2017.9 千葉県 鴨川市)

タマサンゴ-花2

(2017.9 千葉県 鴨川市)


タマサンゴ-花3

(2017.9 千葉県 鴨川市)


タマサンゴ-実

果実は大きく、既に径1cmになっていました。
(2017.9 千葉県 鴨川市)

タマサンゴ-実2

黄色~赤色に熟します。
(2017.11 千葉県鴨川市)

タマサンゴ-葉

ここのものの葉は長楕円形で先は鈍頭、基部はくさび形でした。
(2017.9 千葉県 鴨川市)

タマサンゴ-葉2

葉裏。
(2017.9 千葉県 鴨川市)

タマサンゴ-茎

(2017.9 千葉県 鴨川市)


タマサンゴ-茎

星状毛と思われる毛が密に見られたもの。葉柄にも密に見られた。
(2019.5 茨城県筑波山)

タマサンゴ-花4

花柄にも星状毛が見られた。萼には圧毛が少しあるように見えました。
(2019.5 茨城県筑波山)

タマサンゴ-葉3

葉表。脈上に毛が見られましたが、星状毛ではないようです。
(2019.5 茨城県筑波山)

タマサンゴ-葉4

葉裏。脈上に星状毛と単純毛があるようでした。
(2019.5 茨城県筑波山)


稀に花も果実もやや大きなものがあります。

現在タマサンゴとされているもの(前掲のもの)はヒメタマサンゴではないかという疑義が示されており、事実、海外サイトではvar. diflorumとして掲載されることが多いようでした。

以下、var. pseudocapsicumではないかと疑うものを掲載します。