ヨウシュチョウセンアサガオ

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ナス科 Solanaceae
「チョウセン」の名がありますが、熱帯の植物です。有毒植物。
丈は1m以上になり、葉は8-18cmの卵形、先は尖り基部はくさび形、大きな波状に鋸歯があります。
花は枝が2分はする部分に付き、ピンクから白色、漏斗型で径4cm。
「華岡青州の妻」でも知られ、葉の汁が目に入ると失明するリスクがあるとのこと。

注1 この種名では標準が定義されておらず、いくつかの品種が記述されているが、詳細不明のため、広義で記した。

 

2012.3.7 作成
  • 全体
  • 華岡青洲

ヨウシュチョウセンアサガオ-全体

葉は卵形~広卵形で鋭い鋸歯が見られます。花はヒルガオ様ですが、
花冠が浅く5裂し、先は尖ります。(2006.9 千葉市)


華岡青洲は、江戸時代(17-18世紀)の紀州の医師で、外科手術を行う際に、記録に残るものとしては、世界で始めて麻酔を用いて成功させたことで知られます。この手術に用いられたものが、「通仙散」と呼ばれる飲用薬で、チョウセンアサガオを主成分とし、、トリカブト(キンポウゲ科)、ヨロイグサ、トウキ、センキュウ(以上セリ科)を配合したものだったようです。

華岡青洲は、まず動物実験を行い、その後に妻の協力を得て人体実験を行ってから処方したと伝わっていますが、妻は最後は失明してしまいます。この逸話は有吉佐和子の小説「華岡青洲の妻」などで知られております。

なお、チョウセンアサガオの薬効成分アトロピンは、最近まで鎮痙薬として利用されていたそうで、有機リン系中毒にも効果があり、地下鉄サリン事件の治療薬としても用いられたようです。この薬効成分は、同じナス科の猛毒植物であるハシリドコロなどにも含まれます。

この記述は、一部を除きwikipediaを参考に記述しました。