ヘラオオバコ

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オオバコ科 Plantaginaceae
花の形が面白く、土星のような感じでよく写真の被写体にもなる花。
葉は全て根生し、10-20cmの倒披針形~線状倒披針形で先は鋭頭、基部は細まって短柄となります。両面の脈上に毛があります。
花茎は20-70cmほどで多数立ち上がり、上部に3-5cmの短く密な穂状花序を付けます。花は雌性先熟で、雄性期に花冠は開き、雄しべが長く飛び出します。

 

2020.7.4 更新
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  • 葉3
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ヘラオオバコ-全体

丈は20-70cmほど。
(2020.6 千葉市)

ヘラオオバコ-全体2

花序の姿が面白い。
(2014.5 青森県 旧・車力村)

ヘラオオバコ-全体3

(2016.5 千葉市)


ヘラオオバコ-花

花は穂状花序に多数付きます。下から上に咲き進み、最初は雌性期、
後に雄性期に移行します。(2017.5 千葉市)

ヘラオオバコ-花2

上半分は雌性期。花冠は開いていませんが、花柱が飛び出しています。下半分は雄性期
または両性期の状態。花冠が開いて長い花糸を持つ雄しべが展開。(2014.4 千葉市)

ヘラオオバコ-花3

雌性期。花冠はまだ開かない。
(2020.6 千葉市)

ヘラオオバコ-花4

雄性期。基部に開いた花冠が見られます。
(2020.5 千葉市)

ヘラオオバコ-花5
両性期のもの。
時にこのようなものも見られました。花冠が開き、雄しべが伸びます。4裂した花冠の中央に花柱、そのまわりから4本の花糸が伸びています。(2014.4 千葉市)

ヘラオオバコ-葉

葉は10-20cmほど。で細長い。
(2007.5 千葉市)

ヘラオオバコ-葉2

冬姿。葉がやや肉厚で葉脈が深い。
(2014.2 千葉市)

ヘラオオバコ-葉3

若い葉には綿毛が密生していました。
(2017.2 千葉市)

ヘラオオバコ-全体4

都市近郊では荒れ地に真っ先に侵入する植物の1つのようで、
一面にびっしり見られました。(2020.7 千葉市)