フデリンドウ / トキイロフデリンドウ

top
リンドウ科 Gentianaceae
春の里でよく目にする春のリンドウ。
丈は5-10cm、ハルリンドウと異なり根生葉がありません。茎葉は広卵形でやや厚く、横に展開します。裏面はしばしば赤い。
花は上部の葉腋にまとまって付き、花冠長さ20-25mm、短柄があり、色は淡紫~紫。萼裂片は被針形で萼筒の半分の長さ。
花色がピンク色のものはトキイロフデリンドウ、白花はシロバナフデリンドウと呼ばれます。

 

2017.5.8 更新
  • 全体
  • 全体2
  • 全体3
  • 全体4
  • 花2
  • 花3
  • 葉2
  • 葉3
  • 葉4
  • 葉5
  • 実2
  • 芽出し
  • 芽出し2
  • トキイロフデリンドウ
  • 同2
  • 同花
  • <参考>矮小
  • 矮小2
  • 矮小3

フデリンドウ-全体

ふつう、葉腋に複数の花を付けます。
(2016.4 千葉市)

フデリンドウ-全体2

(2017.4 千葉市)


フデリンドウ-全体3

1株ではないかもと思いましたが、あまりに綺麗で形を崩すのは心苦しく、
落ち葉をどけて確認するのはやめました。(2017.4 千葉市)

フデリンドウ-全体4

林間などでは1輪しか花を付けないものも見られます。花も葉もやや小型のものが多い。
(2008.5 栃木県日光市)

フデリンドウ-花

副片が写真のように切れ込むことがよくあります。
(2017.4 千葉市)

フデリンドウ-花2

左・雄性期の葯。葯は裂開直後、花柱は伸びていない。
右・雌性期の花柱と花粉放出後の葯。 花柱は2裂。(2015.4 千葉市)

フデリンドウ-花3

萼裂片には稜がありますが、次第に薄れる傾向が見られます。
(2015.4 千葉市)

フデリンドウ-葉

根生葉はありません。茎葉は横に開き、ふつう広卵形。
(2017.4 千葉市)

フデリンドウ-葉2

対生する2枚の葉は基部で合着して鞘状になります。茎や葉裏は赤いものが多いですが、
緑色のものもあるようです。(2016.4 千葉市)

フデリンドウ-葉3

よく見られる茎や葉裏の赤いもの。
(2015.4 千葉市)

フデリンドウ-葉4

葉の縁は半透明の膜質で、微細な突起が並びます。
(2017.3 千葉市)

フデリンドウ-葉4

根生葉はありません。写真は不自然な状態のもので、普通、最下部の葉より少し上まで
落ち葉や枯れ草に埋もれていて、それ以上は直立します。(2008.4 筑波山)

フデリンドウ-蕾

(2013.3 千葉市)


フデリンドウ-実

(2017.5 千葉市)


フデリンドウ-実2

種子を放出中の果実。種子はとても細かい。
(2017.5 千葉市)

フデリンドウ-芽出し

草原の枯れ草の上に出て気づけるのは立春を過ぎてからのことが多い。
実際は前年から見られるはずですが・・・。葉は全て茎葉。(2014.2 千葉市)

フデリンドウ-芽出し2

ハルリンドウは根生葉が全体をくるんで越冬するのに対し、
本種は幾重にも茎葉にくるまれて冬を越す。(2017.3 千葉市)

トキイロフデリンドウ-全体

ピンク色のものもあり、トキイロフデリンドウ (f. violascens) と呼ばれます。
(1986.5 尾瀬)

トキイロフデリンドウ-全体2

裂片の先端だけピンク色を帯びたもの。これもトキイロ?
(2016.3 千葉市)

トキイロフデリンドウ-花

シロバナとトキイロの中間のような感じでした。
(2016.3 千葉市)

フデリンドウ-矮小
普通のフデリンドウが沢山群れる一角に、超小型のものだけが群れる5m四方の一角があり、蕾のものを含めて推定百株超あった。境界線には中間サイズのものも見られた。
(2017.4 千葉市)

フデリンドウ-矮小2
フデリンドウの未成熟なものは花も小型になる傾向がありますが、それにしても極端。陽当たりなど条件が全く変わらないのに、この一角だけ全部小型になるのは不審。下部の葉が根生葉のようでコケリンドウにも見えますが、葉は全部茎葉。(2017.4 千葉市)

フデリンドウ-矮小3

草丈15mm、花冠径5mm、長さ6mmほどしかなく、径、長さともに通常サイズの1/4。
花が多数付くものでも同じ。写真の方眼は1cm。(2017.4 千葉市)