ハナハマセンブリ

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リンドウ科 Gentianaceae
鮮やかなピンク色のセンブリ。丈は10-60cm、茎には4稜があり、葉腋毎によく分枝します。葉は対生し下部は倒卵形、中部以上は楕円形~狭長楕円形。根生葉はロゼットを形成せず、約1-2cm程度と小さく、普通、花期にはないことが多い。
最上部の葉腋から花柄を伸ばし、8mmほどの花を付けます。同時に、同じ場所から2本の茎を出し、絶えず側枝の花が上に付きます。
よく似たベニバナセンブリは花期に根生葉があることが多く、花が少し大きくて花色がやや淡く、花冠裂片はふくよかで狭卵形。萼裂片は相対的に短い。

 

2020.7.21 更新
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  • 葉2

ハナハマセンブリ-全体

道路と歩道の間のアスファルトの隙間にずらっと並んでいました。
(2016.6 千葉市)

ハナハマセンブリ-全体2

(2020.6 千葉市)


ハナハマセンブリ-全体3

侵入してから10年で市内の広い範囲で見られる野草になりました。
(2020.7 千葉市)

ハナハマセンブリ-全体4

丈が5cm前後でも咲きます。
(2020.7 千葉県四街道市)

ハナハマセンブリ-花
鮮やかなピンク色の花。2出集散状に分枝し、分枝部に花が1つずつ付くので、
後から咲く花はどんどん上になる。良く似たベニバナセンブリも2出集散状に分枝しますが、側枝は短く、結果的に散形花序のような姿になることが多い。(2016.6 千葉市)

ハナハマセンブリ-花2
花径は7-8mmとベニバナセンブリより小さい。花冠裂片は 狭長楕円形~披針形で
ベニバナセンブリより幅が狭く、花色が濃いですが、喉部より下は白とはっきり分かれます。
見慣れると見分けは容易。(2014.7 千葉市)

ハナハマセンブリ-花3

柱頭は2裂し球状、雄しべは5本で裂開した葯は螺旋状になっていました。
(2014.7 千葉市)

ハナハマセンブリ-花4

萼は花冠筒部と同長、裂片は2/3以上でした。ベニバナセンブリは1/3と言われますが、
個体差も大きく傾向として見たほうが良いようです。(2013.7 千葉市)

ハナハマセンブリ-花5

萼が短く、裂片も短いもの。同一個体でも結構バラついていました。
萼だけで区別するのは難しいと思われました。(2016.6 千葉市)

ハナハマセンブリ-実

(2014.8 千葉市)


ハナハマセンブリ-葉

葉はほとんど茎を抱きません。その結果、葉腋の上下で、茎の稜と稜の幅が
変わらないことが多いと言われますが、わかりにくい。(2013.7 千葉市)

ハナハマセンブリ-葉2
一番下は根生する葉と思われるもの。
ロゼット状にはならず、花期は失われていることが多いですが、
小型株などでは花期でもこのように見られることがあるようです。(2014.6 千葉市)

ハナハマセンブリ-茎

茎の断面は四角形
(2020.6 千葉市)

ハナシマセンブリ-春

春の根生葉。葉は1cmほどと小さい。ロゼットは形成せず、春になると芽吹くことが
多いようです。葉脈はほとんど目立ちません。(2015.4 千葉市)