ソナレセンブリ

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リンドウ科 Gentianaceae
海岸性の特異なセンブリ。
丈は10cmほど、基部で分枝して茎には4稜があり、茶褐色。茎葉は柄を含めて15mmほどのヘラ形~倒卵形で厚みがあって光沢があり、先は円頭、基部は柄に流れる。
花は茎頂や上部の葉腋に1つずつ付き、花冠は5深裂で径約2.5cm、裂片にははっきりとした青紫の条があり、基部付近に2つの蜜腺溝があり、ふつうそのまわりに短い毛が見られます。

 

2014.11.1 更新
  • 全体
  • 全体2
  • 花2
  • 花3
  • 葉2

ソナレセンブリ-全体

やや時期が遅かったのか、お天気のせいなのか、咲いていた株は希でした。
(2011.11 静岡県)

ソナレセンブリ-全体2

(2012.10 静岡県)


ソナレセンブリ-花

紫色の斑が明瞭です。花冠裂片下部に毛のある部分は蜜腺で、裂片に2つずつある。
(2012.10 静岡県)

ソナレセンブリ-花2
花冠裂片の基部にある2つの蜜腺。
蜜腺を囲むようにリング状の低い壁があり、毛はセンブリよりかなり短い。
左側の壁の一部は壊れていて、蜜を求めた虫が壊した?(2012.10 静岡県)

ソナレセンブリ-花3

萼も葉と同じように肉厚。
(2012.10 静岡県)

ソナレセンブリ-葉

葉は肉厚でヘラ形~倒卵形。裏側に少し巻き気味に見えました。
(2011.11 静岡県)

ソナレセンブリ-葉2

下部の葉は上部に比してまばらのようです。茎は断面が四角形。
(2011.11 静岡県)